(神人バージョン)
清涼院流水(せいりょういんりゅうすい)
デビュー作:「コズミック 世紀末探偵神話」(講談社ノベルス)
代表作 :「カーニバル三部作」(講談社ノベルス)「カーニバル五部作」(講談社文庫)
まだ方向性の決まってなかったメフィスト賞の、その後を決めたと言ってもいい作家。
多くの登場人物からなる壮大な物語、大量の情報の洪水から紡がれる膨大な数のメッセージは、
読者を信者かアンチのどちらかにしてしまうほど強烈。
その余りの強烈さは、いつしか「小説」の枠組みを超え独自の小宇宙を構成してしまった。
彼をあくまで「ミステリー作家」という範囲で語ろうとするならば、
デビュー作「コズミック」のトリックを続く「ジョーカー」によって新たに構築したり、
また常人の予想を遥かに上回る意表をついた犯人を「カーニバル」で描き出したりと、
今までの常識を覆し続ける独創性をまず評価せねばなるまい。
また、常に理想を求め続ける彼は、その理想ゆえ文庫化の際に以前の話を破壊し再構成する。
そしてファンは新たな文章、いや文SHOWに酔いしれるのだ。
まずは読め。話はそれからだ。
清涼院流水 Part9 四輪の牛
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1108105987/