第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-017

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36文学賞メッ叩き!by文芸連盟(2/3)
【日本児童文学者協会 新人賞】
第一回は1968年という伝統ある賞(前身の「児童文学者協会児童文学新人賞」の第一回は1951年)。

2chとしては「絵本」「詩・ポエム」etc.に分類される作品の受賞も多い。
例えば、「少年詩」というジャンルで受賞した『しろかきの季節』『てつがくのライオン』や、
絵本『くろねこパコのびっくりシチュー』など。

デビュー作『空色勾玉』でこの賞を受賞し、「勾玉三部作」で読者を増やした荻原規子氏は
現在「ライトノベル」の分野で活躍している。

そんな中、児童書板の分野では『兎の眼』(1975年受賞),『グリックの冒険』(1971年)etc.が有名であろうか。

『兎の眼』は、 灰谷健次郎氏のデビュー作として余りに有名であり、未だに賞賛と批判とが戦わされている。
「最初に「子供」と「大人」とを、対等の人間として、共に血のかよった価値ある存在として描きだした」
という意味で、児童文学の世界で果たした役割は計り知れない。
(つづく)
37文学賞メッ叩き!by文芸連盟(3/3):2005/04/11(月) 13:50:05 ID:1Mj1NEJ8
(日本児童文学者協会 新人賞つづき)
『グリックの冒険』は、「ガンバの冒険シリーズ」の中で最初に発表されたもの
(実は、有名な『冒険者たち』は1972年の発表であり、そちらの方が続編に当たる)。
現在も多くの読者にとって記憶に新しい作品だが、受賞は『兎の眼』の4年前である。
「国産児童書初の本格ファンタジー大作」と紹介される事もあるが、それも強ち大袈裟ではないだろう。

こうして振り返ってみると、戦後児童書の歴史の中で節目となる作品に贈られている印象を受ける。

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Writen by イラストに騙された名無しさん(【エンターブレインえんため賞】)  
and なまえ_____かえす日(【日本児童文学者協会 新人賞】) 

※「文学賞メッタ斬り!」ttp://www.ne.jp/asahi/kaeru/bungei/metta/mettagiri.html   
※とは関係ありません。   

次は16時半ごろ投下の予定です。