1960年代の人気フォークデュオ、サイモンとガーファンクルのヒット曲Mrs. Robinsonの中に、
ジョー・ディマジオが登場することはよく知られている。
Where have you gone. Joe DiMaggio?
A nation turns its lonely eyes to you (wo wo wo)
この歌が作られた当時、
ジョー・ディマジオ(
http://www.baseballlibrary.com/baseballlibrary/ballplayers/D/DiMaggio_Joe.stm )は
もちろん健在だった。だから単純な追悼歌というわけではない。作詞したポール・サイモンは、
ディマジオの不在を嘆くことで、古き良きアメリカの価値観が大きく揺らいでいることを表現したのだ。
サイモンもガーファンクルも生粋のニューヨーカーで、恐らく子供の頃からヤンキースの試合を身近に感じながら
育ったはずである。だから、この歌詞には、自分たちの少年時代への郷愁も含まれていたと思われる。