第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-017

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156文学賞メッ叩き(1/2)
【文藝賞】
果たして文壇はモー娘化しているのか?
近年、創作文芸板には、最終候補者が発表されるたびに、「また女子高生かよ?」
との悲痛な叫びが書き込まれる。二十代後半の選対Aとしても心中穏やかではない。
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文藝は、純文学誌の中で最もライトなイメージがある。もちろん、これは決して悪い
ことではない。若い才能を発掘することは、特に文壇にとって、重要な使命である。
文藝は、第38回文藝賞を、綿矢りさ氏の『インストール』に贈った。
そのほかにも、黒田晶、羽田圭介、白岩玄と、若い受賞者が多い。
過去には長野県知事田中康夫氏、そして山田詠美氏も同賞を受賞している。
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季刊誌である文藝は純文学界にあって、確かに話題づくりに熱心な文芸誌と思われる
(知らんけど)。しかし、頻繁に特集号も組んでおり、最近では寺山修司特集や、
中上健次の追悼号が記憶に新しい。そう、文藝は真面目だ。真面目に、純文学の
発展を目指しているのだ。
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100枚以上400枚以内、純文学系で最もボリュームのある賞である。
才気ある若者、また若者に負けないパワーを持つ作家の登場を、文藝は待っている。
157文学賞メッ叩き(2/2):2005/04/11(月) 19:29:39 ID:yXft/isU
【スーパーダッシュ小説新人賞】
集英社のライトノベル系新人賞。創設されていまだ第3回の、比較的新しい賞である。
審査員には高橋良輔、阿部和重、新井素子、堀井雄二(敬称略)らが並び、
豪華なんだか場違いなんだかよくわからない雰囲気を醸し出す。
そのせいか、第1回の「世界征服物語」は非常に前時代的なファンタジー物だった。
それに懲りたのか、第2回以降は方向性を転換し、以降、
「銀盤カレイドスコープ」の海原零や「よくわかる現代魔法」の桜坂洋などを輩出し、戦力を揃えつつある。
いま、最も伸び盛りのレーベル・新人賞の一つだと言えよう。

《受賞作》
「世界征服物語」神代明(第1回大賞)
異世界に召喚された少女の活躍を描くファンタジー。
どうにも雰囲気が古臭く、評価もイマイチだったが、作者は別シリーズで評価を上げつつある。
「銀盤カレイドスコープ」海原零(第2回大賞)
ラノベには珍しく、スポーツ(フィギュアスケート)を題材にした作品。
スケートシーンの描写の巧さが絶賛され、「地雷だらけのスーパーダッシュ」のイメージの変革に寄与した。
「電波的な彼女」片山憲太郎(第3回佳作)
一見するとファンタジーっぽかったり、ハーレム系のようだったりするけれど、実はグロめなサイコ・サスペンスという作品。
ミステリ的な楽しみ方はできないが、しっかりとした話作りには定評がある。将来を期待される新人。