第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-015

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515文学賞メッ叩き!by文芸連盟(1/3)
【群像新人文学賞】
村上春樹&村上龍である。群像といえばW村上、彼らを輩出した賞なのだ。
そのほかにも、前回の芥川受賞者である阿部和重や、多和田葉子、笙野頼子、
そして批評家の柄谷行人氏まで、多彩な才能を見出している。
彼ら彼女らに憧れ散っていった、無数の「地上の星」を思うと胸が痛い。
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他の賞に比べると、多少前衛的な作品が目立つかもしれない(個人的見解)。
もちろん、前衛といっても、テキトーに書き連ねればよいわけではない。
阿部和重氏の「アメリカの夜」や、横田創氏の「(世界記録)」を読めば、
群像新人文学賞の前衛作が分かり、作家志望者は心地良く絶望できることだろう。
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しかし村上春樹氏はその受賞作「風の歌を聴け」の冒頭で、主人公にこう語らせている。
「完璧な文章なんてものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」
そう、たとえ絶望しても、作家志望者はこの言葉を信じて、群像新人文学賞に挑戦すべき
なのだ(本当か?)。原稿用紙250枚以内、その労作がわけの分からないうちに落選して
いたとしても、君は諦めてはいけない(もちろん、諦めたほうがいい場合もあるかもしれない)。 
516文学賞メッ叩き!by文芸連盟(2/3):2005/04/11(月) 11:12:16 ID:1Mj1NEJ8
【電撃ゲーム小説大賞/電撃小説大賞】
メディアワークス『電撃文庫』の新人賞。大賞・金賞・銀賞・選考委員奨励賞がある。現在第11回まで。
第10回までは『電撃ゲーム小説大賞』と題し、「ゲームのような小説」を募集していた(実質的には有名無実)が、
第11回から『電撃小説大賞』と改題して、より幅広く作品を求めることになった。
他のライトノベル新人賞と比べて応募総数が段違いに多く、非常に狭き門となっている。
だが、大賞受賞者はわりと多く、なかでも第4回大賞「ブギーポップは笑わない」の上遠野浩平は有名。
また、秋山瑞人(代表作「イリヤの空、UFOの夏」)や時雨沢恵一(「キノの旅」)、おかゆまさき(「撲殺天使ドクロちゃん」)などのように、
受賞を逃した作品が出版されてヒットすることもあり、電撃の層の厚さを実感させる。
というか、むしろそっちの方が売れている気がしないでもない。
やはり「大賞受賞者は受賞後あまり活躍せず、大賞を逃した者の方からヒット作が出る」のだろうか。
(つづく)
517文学賞メッ叩き!by文芸連盟(3/3):2005/04/11(月) 11:14:39 ID:1Mj1NEJ8
(電撃ゲーム小説大賞/電撃小説大賞つづき)
《受賞作》
・「クリス・クロス 混沌の魔王」高畑京一郎(第1回金賞)
 「第一回電撃『ゲーム』小説大賞」ということで、バーチャル・リアリティなゲームを舞台とした小説になっている。
 以降、作者は「タイム・リープ」などの本格的なSFの名作をいくつか書き残すが、いかんせん非常に遅筆。
・「ブギーポップは笑わない」上遠野浩平(第4回大賞)
 電撃文庫躍進の立役者。大賞を受賞したにもかかわらず活躍した稀有な例。
 その冷めた文体、謎めいた世界観に多くの人間が魅せられ、アニメ化や漫画化、実写映画化(黒歴史)もされた。
・「バッカーノ! The Rolling Bootlegs」成田良悟(第9回金賞)
 大量のキレたキャラクターが活躍するB級映画のようなストーリー。
 年間六冊+αの速筆と、破綻のない構成、そして他を圧倒する「誤字」を武器に、(一部)熱狂的なファンを獲得している。

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Writen by 名無し物書き@推敲中(【群像新人文学賞】)  
and イラストに騙された名無しさん(【電撃ゲーム小説大賞/電撃小説大賞】) 

※「文学賞メッタ斬り!」ttp://www.ne.jp/asahi/kaeru/bungei/metta/mettagiri.html  
※とは関係ありません。  

次は13時半ごろです。