第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-015

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55611/14 無名武将@お腹せっぷく 
 ■三国志に由来する言葉 その八■    〜呉下の阿蒙(にあらず)〜

「君はいつまでたっても呉の(呂)蒙ちゃんだね」と、進歩のない人という
意味で使われる。

 この言葉の主呂蒙は呉の孫権の許で猛将として活躍していた。しかし
学問はさっぱり駄目で、ある日孫権に武将も学問は必要だと諭される。
思うところあったか、これから呂蒙は猛勉強を始める。そしてある時周瑜
の後を継いで都督となった魯粛と面会する。魯粛は呉随一の戦略家。や
がて天下を論じる議論となり、なんと魯粛を理路整然と言い負かしてしまう。

 あまりの変貌ぶりに魯粛は「呉下の阿蒙にあらず」と感嘆した。大して
呂蒙「男子別れて三日、剋目して待つべし(男は別れて三日もたてば何が
あるかわからないので、新しい目で見る必要がありますよ)」と自信に満ち
た返答をした。

 魯粛は病に倒れた時、この成長した呂蒙を後継者に指名し、呂蒙もその
期待に見事に応え、荊州の関羽を破ったのである。