第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-015
■三国志に由来する言葉 その六■ 〜破竹の勢い〜
劉備の息子・劉禅が魏に降伏して蜀が滅びた後のこと。
魏は司馬氏のクーデターによって晋へと王朝交代しました。
晋は残る呉を討伐するため、鎮南将軍に任じられた杜預(とよ又はどよ)を総大将として進軍し、
対峙した呉軍を退けていきます。
しかしいよいよこれからという時のこと、平定した武昌という地で軍議を開いた際、
「これから春になり間もなく長江が増水する。この地に留まるのは危険なので一旦退いて
冬に改めて攻略するべきだ」という意見が仲間内から上がりました。
これに対して杜預は
「我が軍の士気は盛んだ。それは竹を裂く時に数節裂いてしまえば後は竹の力で裂けていくようなものだ。
今この期を逃すべきではない」
と進軍を提唱し、攻撃の態勢を整えて呉の都・建業へ攻め立てました。
その結果、晋の大攻勢に耐えることが出来ず呉は降伏、滅亡してしまうことになったのです。
我々が今でもよく耳にする「破竹の勢い」とは竹を縦に割るような猛烈な勢いのことを言い、
この故事に由来していると言われています。