第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-015

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5484/14 無名武将@お腹せっぷく 
■三国志に由来する言葉 その参■    〜苦肉の策〜

圧倒的な軍勢で南下してきた曹操率いる魏軍に対し、呉の孫権は蜀の劉備と手を組み
長江を挟んで戦うことを決断しました。これが現在赤壁の戦いと呼ばれている合戦です。
水上戦に長けていた呉軍とはいえ、十万以上の兵を擁した魏軍には責めあぐねることとなり
火計を用いて敵の船を焼き払う策を執ることにしました。
そこで先陣を切ることになったのが老将・黄蓋でした。黄蓋は曹操軍に偽りの降伏を持ちかけ、
曹操軍の船団に出向いたところで火を放つ作戦に出たのです。
降伏が偽りでないと思わせるため、ある会議の中で黄蓋は呉の都督・周瑜と派手な口論をし、
不和を演じて見せます。更に血まみれになるほどの棒叩きの処罰も受けました。
間者(スパイ)によってこの様子を知った曹操は黄蓋の投降が本物であると信じ、黄蓋を受け入れることにします。
こうして魏軍の兵船に近付くことが出来た黄蓋は見事火を放つことに成功し、
また大船団を密集させていた曹操は大打撃を受けて敗走することになったのです。
この黄蓋が行った自らを苦しめて敵を欺く計が「苦肉の策」の由来となっています。