第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-015
■三国志に由来する言葉 その弐■ 〜三顧の礼〜
劉備がまだ大国を持つに至らなかった時、彼は軍師として頭脳に秀でた人物を捜していました。
その時に聞いたのが諸葛孔明の名でした。
劉備は是非にでも軍師として迎え入れたいと思い、諸葛孔明の自宅を訪ねることにします。
しかし一度二度と訪れても諸葛孔明は留守にしており、会うことは出来ませんでした。
関羽や張飛に「そこまでして迎え入れるほどの者なのか」となじられても諦めきれず、
三度諸葛孔明の家を訪れます。ようやくその日、相手は自宅にいるとのことでしたが
すぐに会談することはままなりませんでした。諸葛孔明が昼寝をしていたからです。
しかし劉備は相手を起こすこともせず、ただじっとその場で起きるのを待ったと言います。
しばらくして目を覚ました諸葛孔明は三度の訪問、そして自分が目覚めるまで
辛抱強く待ち続けた劉備の心にいたく感激し、快く軍師の任を受け入れることにしました。
この劉備の行いが、人に対して礼を尽くして物事を頼むという「三顧の礼」の語源になっています。
●三顧の礼 こぼれ話
中国には「三顧茅廬」(三度草廬を訪れる)という諺がある。
足しげく通うという意味ではなく、なかなかこっちに来てくれない、とか呼びにくいと
いう意味で使うそうである。