第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-015

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5462/14 無名武将@お腹せっぷく 
■三国志に由来する言葉 その壱■    〜水魚の交わり〜
 
 劉備が三顧の礼によって諸葛孔明を迎えた当時、内部では面白くない空気が流れていた。
「若輩の孔明を、譜代の臣の上席にすえ、それに師礼をとるばかりか、彼と起居を共にし、
寝ては寝床を同じくして睦み、起きては卓を一つにして箸をとるなど、寵愛も度が過ぎる」と
いう嫉妬であった。
 関羽や張飛も心の中で喜ばない風が見えたし、時には劉備に向かって無遠慮に不平を
鳴らしたこともある。
「いったいあの孔明にどれほどの才があるというのですか。家兄には少し人に惚れ込み過ぎ
る癖がありやしませんか」
「否、否」
 劉備はふっくらと笑いを含んで、
「わしが孔明を得たことは魚が水を得たようなものだ」といった。


 劉備の臣下が孔明の才を認めるようになるのは、もう少し後の話である〜