第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-012
まずは「ブラッディ・メアリ」
カクテルの名前として記憶している人もいらっしゃるでしょう。
実はこれ、実在の人物の異名です。
その人物とは16世紀イギリスの女王メアリ1世です。
彼女はとても敬虔なカトリック教徒でした。
彼女にとって異教徒は敵です。悪魔です。人間じゃありません。
ということで彼女は国内のプロテスタントを虐殺しまくりました。
そしてついた渾名が「ブラッディ」つまり「血塗れメアリ」。
なんともステキな?話です。
続いては
マティーニのお話。(1/2)
「カクテルの王様」とも呼ばれているマティーニ。
ジンとベルモットを混ぜれば出来るというシンプルなものですが、
その配合比は個人の好みによって実に様々。
ただ、基本的に通ほど辛口を好むのだとか。
カクテルができた当初に比べ、今のマティーニはかなり辛口になっています。
…私は甘口好きですけど…。
世界史上の有名人の中にもマティーニを好んだ人はかなりいて、
大抵辛口好きです。
マティーニのお話(2/2)
文豪ヘミングウェイはその著書で
ジン15対ベルモット1の超辛口マティーニ「モンゴメリ将軍」を出し、
自身その配合のマティーニを好んだそうですし、
俳優のクラーク・ゲーブルはベルモットの瓶を逆さにし、
そのコルクでグラスを一吹きしてジンを満たしたものを好んだとか。
英国の首相だったチャーチルに至っては、
ベルモットでうがいをさせた執事に、
グラスに「ベルモット」と囁かせ、そのグラスにジンを入れて飲んだとか、
耳元で「ベルモット」と囁かせながらジンを飲んだとか、
もっと辛いマティーニが飲みたくなった時には、
ベルモットの瓶を横目で(正視すると甘くなるらしい)見ながらジンを飲んだそうです。
ええと…チャーチルさん、それは普通にジンを飲んでると言いませんか…?
はっきりいってマティーニじゃないじゃん!
最後はキューバ・リバーについて。
ラムとコーラとライム(orレモン)を混ぜるだけという、簡単にできる
カクテルですが、これの誕生もまた世界史と絡んでいます。
事の起こりは1902年の(第二次)キューバ独立戦争。これを支援したのがアメリカでした。
当時まだスペインの支配下にあったキューバにアメリカは侵攻したわけですが、
その中にいたアメリカの軍人が、たまたまラムにコーラを落としてみたら
美味かったというのが始まりだそうです。
キューバ独立の合い言葉がViva Cuba Libre(自由キューバ万歳)だったので、
それをそのままカクテル名にしたのだとか。
でも、この独立支援、アメリカ資本による砂糖農園経営をやりやすくするためも
あったそうで、そのために独立後もアメリカはキューバに深く関与します。
キューバ社会の歪みや政府の腐敗にも目をつぶって。
・・・これが、後のキューバ革命の伏線でもあるんですね。
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彡 ´Д`ミ <革命か死か。
/ VV \
__| |ゲバラ| |__
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∧''"""ヘ、
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`゙''ヽ (,,゚Д゚) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
し 、乂つ < 革命と聞いてゲバラさんがいらっしゃったようです。
人::,,,,,ノ \_________
U"U
ゲバラさん、机から生えているようにしか見えないのですが、どうなってるんでしょうね…。
世界史板より、お酒にまつわるお話でした。