第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-012

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229議員・選挙板 番外編2/3
1999年(平成11)の第145回国会。
盗聴法(通信傍受法)を初めとする、いわゆる組織犯罪対策三法案の審議が
山場を迎えていました。
政府は野党側の質問に詰まる場面もあり、法務委員会を強行採決で突破。
本会議で可決すれば、法案は成立します。この時点で8月9日でした。

そこで野党が取った策は「フィリバスター」と「牛歩」。
国会には「会期」があり、会期末までに可決されるか、継続審議の手続きを
取らないと廃案になります(また、衆議院解散でも必ず廃案)。
フィリバスターは議事妨害(わざと長時間演説するなど)、牛歩は
投票でゆっくり歩くこと。会期制だからこそ、時間稼ぎで潰せという発想が生まれます。
もっとも、野党といえども多くの法案には賛成しており、ここまでやるのはごく稀です。
230議員・選挙板 番外編3/3:2005/04/04(月) 23:13:13 ID:0UYXYpLT
ついに審議が終わり、8月12日投票が行われることになりました。
第145国会の会期末は8月13日。果たして48時間粘れるかというところ。
法案の投票だけではすぐに終わるので、法務委員長の荒木清寛(公明)不信任決議案の
投票など、野党はネタをたくさん用意しました。
0時47分開始の投票から、1時間ほどたって。以下は、国会会議録からの引用です。

145 - 参 - 本会議 - 45号
平成11年08月12日

○議長(斎藤十朗君) 投票漏れはございませんか。
(中略、この間約1時間)
投票時間を制限いたします。ただいま行われております投票につきましては、
自後五分間に制限いたします。時間が参りますれば投票箱を閉鎖いたします。(拍手)
(中略)
──投票の意思のある方は投票を直ちにしてください。あと一分で投票を締め切ります。
──あと一分で必ず締め切ります。(拍手)
 申し上げました一分が参りました。投票箱閉鎖。
   〔投票箱閉鎖〕