モーツァルトは、親戚への手紙の中でこう書いています。「僕は、やたらと技巧的なものは
嫌いです。機械のような演奏には価値はありません」。何とも意外な気がしませんか?
そして彼は、このようにも書いています。「演奏家は、たとえどんな難しい曲を弾いても、
それを観衆に気付かせてはなりません。自分にでもできる、くらいに思わせねばなりません。
これこそ本当の演奏です」。天才ならではの何とも深い言葉。このモーツァルトの言葉は、
音楽のみならず、他のジャンルにも当てはまるのではないでしょうか。
今回はそんなモーツァルトの曲を聴きましょう。あの「マリオブラザーズ」のオープニング
テーマと言えばお分かりでしょう。
では、モーツァルト作曲 セレナードト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」から
第1楽章を、ブルーノ・ワルターの指揮でどうぞ。
ttp://op774.hp.infoseek.co.jp/eine1.mp3 次回、「クラ板アルバム」最終回。午後5時にお送りする予定です。