第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-011
射法八節、◆第一節「足踏み」◆
__
人 +ヽ ,, 足踏みは、弓を射る場合、
、 <(' _'<人ノ /,. その基礎となる最初の足の踏み方- 足構えである。
. `\ / ヘy7 ヽ / /
\./ // //ヽ .
〈_<l // //__/ 矢が正しく的にあたるためには、
ヽz =∞ 々/ まず正しい姿勢を作ることが必要で、
r " // ヾ、 そのためには正しい足踏みをしなければならない。
l / " // ヽ l
.ー─//-─ー" 単なる足開きではない。
|l /
|l /
|l/
足踏みは、射位で脇正面に立って
__ 両足を的の中心と一直線上に外八文字に開く動作である。
人 +ヽ ,,
、 <(' _'<人ノ /,
. `\ ./ ヘy7 ヽ/ / その角度は約60度で、両足先の間隔はおよそ
\./ // //ヽ 自己の矢尺(矢束"やずか"ともいう)とする。
〈 l // //__/
ヽ`z=∞ 々/
/ . // / 足踏みを行うときの動作は、立つという気持ちでなく、
l ,l |l / l 大地に体を置く感じがよい。
. |, | |l / l, l
. |, | |! l|
|_l_,l,,_,__l__l_| 天地人一体の境地であるから、体は天地の一部であるのが理想である。
[教歌]
八文字、足の間の寸ぞなき、
その身その身の、曲尺(かね)に合わせて(大和流)
◆第二節「胴造り」◆
__
人 +ヽ ,,
、 <(' _'<人ノ /,
. `\ / ヘy7 ヽ/ /
\./ // //ヽ .胴造りは、足踏みを基礎として両脚の上に上体を正しく安静におき、
〈 l// //__/ 腰をすえ、左右の肩を沈め、背柱および項(うなじ)を真直ぐに伸ばし、
ヽ`z=∞ 々/ 総体の重心を腰の中央におき、心気を丹田におさめる動作である。
/ . // /
/ / |l /,i
/,/ |l / !i
l l, | |!, , l |
,|_l_,l_,__,___l_,|、 この場合、弓の本弭は左膝頭におき、右手は右腰の辺にとる。
ー" `ー
|ヽ
\ 以上の動作と配置によって全身の均整を整え、縦は天地に伸び、
___ l| 横は左右に自由に働けるような、やわらかい且つ隙のない体の構えを
/+ 人 l| 作るとともに気息をととのえることが肝要である。
ヾ人>' _') l|
/ヘy7 |l
/ // 二々────
〈 ヽl // |l
ヽ`z=∞ |l
// . ! /"
/ / / ! /
,,/ .l l,,/ !/ ,l 射における胴造りは丁度、座禅を行うときの胴造りと同じで、
. " l l, | ,l ,l
. ,|_l_,l_,__,___l,,_,|、 これの立ったときの形が弓道の胴造りである。
ー" `ー
◆第三節「弓構え」 ◆
|ヽ
! \
___ |!
. /+ 人l| 弓構えは、いよいよ射の活動に移る直前の準備動作である。
ヾ人>' _'l|
/ ヘy7 |lヽ
/ ,// |l l
. 〈_, |l /
`ーミ二>々────
/, ! |l 従って足踏み.胴造りによる基礎態勢を保持しつつ、
// / ! , /" 呼吸を整え気力を充実して動作しなければならぬ。
,,/ l | / ! / !
" l l, | " , , l 弓構えの中には、「取懸け」「手の内」「物見」の
,|_l_,l_,__,__,__l_,l_|、 三つの動作が含まれている。(中略)
ー" `ー
.弓構えは、弓を射んとする最初の構え方であるから、
|ヽ ここに百折不撓の気構えが必要であり、一歩も退かぬという不退転のねばりと、
! \ 飽くまで戦うところの敢闘精神が満ちていなければならない。
___ |! .
. /+ 人l| .それと共に、骨法の基礎が重要で、
ヾ人>' _'l| 先ず縦の線に対し横の線について肩の備えを忘れてはならぬ。
/ ヘy7 |lヽ
/ ,// |l l うなじを伸ばし、
. 〈_, |l / 下がった両肩を八文字のように足踏みの向きに開く気持ちで備える。
`ーミ二>々──── 其の余波が自然に羽引きとなる。
/, ! |l
// / ! , /"
,,/ l | / ! / !
" l l, | " , , l .この開きが伸びた会にまで育つのである。
,|_l_,l_,__,__,__l_,l_|、
ー" `ー
[教歌] 大石を、抱く心を忘るるな、 [教歌] 頭持ちとは、やよとて人の呼ぶときに、
居向きに向けよ肘口をはれ(小笠原流) 射ると答えて見向く姿よ(日置流)
◆第四節「打起し」◆
|ヽ
! \
! `i! 「打起し」は弓を引き分ける前に
! l| .弓矢を持った左右の両拳を上にあげる動作である。
! l|
/^ミ 二>々──────
. / //+ ̄人 ||イ |
// 〈ヾ人>' _' |l^ヽ 「打起し」の際は
/ ヽ,ノ ヘy7 ,|l/ 精神身体ともにゆったりと伸び伸びした気持ちで気息を整え
/ `! // /" 「胴造り」のくずれぬように、また拳に無用な力を入れぬように、
ヽ ! ,,/ l 矢は常にほぼ水平に且つ体と平行に、 .
〉 !/=< 両肩は下に沈 むように注意しなければならない。
/ / ヽ
/ // ヽ, |
.l | / l l,l |
l l, | l " | |,l l あたかも太陽が静かに昇る境地、無風帯の日に空に煙がゆったりと
,|_l_,l_,l__,__,|_l_,l_|、 立ちのぼる風情で、呼吸に合わせて静かに打起こすことがよい。
ー" `ー
◆第五節「引分け」◆
,,ヘ
/ \ 「引分け」は、打起した弓を左右均等に引分ける動作である。
/ `\、
. / \、
/ `|!
/^ミ 二>々─ r っ────
. / //+ ̄人 //
// 〈ヾ人>' _')> ^ヽ |i
/ ヽ,ノ ヘy7 ,/ |l 「引分け」は射の運行にあたってその中心となるもので、
/ `! // /" // 「引分け」の良否は次にくる「会」「離れ」に大きく影響する。
ヽ ! ,,/ l //
〉 !/=< /
/ / ヽ
/ // ヽ, | 引分けを行う場合は、両拳に高低なくほぼ水平
.l | / l l,l | (または矢先がわずかに低い程度)にし、矢は体と平行に運び、
l l, | l " | |,l l .矢先が上がら ぬよう的に向かって水平を保ちつつ左右均等に引分ける。
,|_l_,l_,l__,__,|_l_l_|、
ー" `ー
,,ヘ
/ \
/ `\、 「引分け」の動作は、腰を中心とし、息合いと協応して、
/ \、 ゆったりと静かに、遅速なく、水の低きに流れるように
/ `|! 左右均等に引分けなければならないが、
/^ミ 二>々─ r っ────
/ //+ ̄人 //
// 〈ヾ人>' _')> ^ヽ |i この場合、
/ ヽ,ノ ヘy7 ,/ |l 胸の筋骨と背の筋骨を使って胸の中筋から左右に開くように
/ `! // /" // 体を弓の中に割って入る気持ちが必要である。
ヽ ! ,,/ l //
〉 !/=< /
/ / ヽ
/ // ヽ, | いわゆる体(からだ)で引くことが肝要で、
.l | / l l,l | これが正しく行われると、弓矢と体との縦横十文字も正しく構成され、
l l, | l " | |,l l 弓体が一体となる。
,|_l_,l_,l__,__,|_l_l_|、
ー" `ー
,,ヘ 一、すべての動作は、腹筋と腰の鍛錬によって生きている。
/ \
/ `\、 二、引分ける場合、両手先のみで行うのではなく、
/ \、 胸部.背部の筋骨を主体とし、妻手(勝手)は上膊部
/ `|! (俗に二の腕という)の力を用い、右手先は弦にまかせ、右肘で引くこと。
/^ミ 二>々─ r っ────
/ //+ ̄人 //
// 〈ヾ人>' _')> ^ヽ |i
/ ヽ,ノ ヘy7 ,/ |l 三、引分ける場合、縦線を軸とすることを常に留意すること。
/ `! // /" //
ヽ ! ,,/ l // 四、左手に対して右手といい、
〉 !/=< / 押手に対しては勝手、弓手に対しては妻手(馬手"めて")という。
/ / ヽ
/ // ヽ, | 五、筋骨=筋肉の働きによって骨格が正しく組合わされる。
.l | / l l,l |
l l, | l " | |,l l
,|_l_,l_,l__,__,|_l_l_|、
ー" `ー
◆第六節「会」◆
,,ヘ 会は射の一環として引分けの延長であって、
/ \、 自分の形を左右均等に合わすのである。すなわち、
/ \、 左右の拳が高低なく入って来て的に合わすだけで、
. / ヾ、 射形が整頓して形と精神とがピッタリと会合するところである。
__ / |!
/+ 人 |i
ヾ人>' _')> ,|i .
/^ミ二>───── r っ─
. / ノ~ // lー" // 会は静かで澄んでいなければならない。
ヽ__ , / 〈 // 緊張してはいるが、力味を出し てはいけない。
. 〉 =∞\ /" 寧ろ無表情で、心がジワジワとしまって行き心技一本の感じである。
/ / \,/ .
/ // ヽ, |
.l | / l l,l | そして、
l l, | l " | |,l ll 下腹に思いを置いて水中の息で伸び合えば、
,|_l_,l_,l_,,,__, |_l_l_|、 形がととのい波が静まって、弓の力により気合が射形に会合する。
ー" `ー 一息一力は伸びるが、継息修正は縮むのである。
,,ヘ
/ \、 弓の力が十ならば精神力は十二分に働き、
/ \、 瞬間の気合いがフラッシュと なって離れを誘い出すのである。
. / ヾ、 終始左右とも同時.同形.同働きを基盤とする。
__ / |!
/+ 人 |i
ヾ人>' _')> ,|i
/^ミ二>───── r っ─
. / ノ~ // lー" // .[教歌]
ヽ__ , / 〈 // 持満(たもち)とは、矢束一ぱい引き詰て、
. 〉 =∞\ /" 離れぎわ迄、息にさはらじ(大和流)
/ / \,/ .
/ // ヽ, |
.l | / l l,l | 引く矢束、引かぬ矢束にただ矢束、
l l, | l " | |,l ll 放つ離れに、はなさるるかな(日置流)
,|_l_,l_,l_,,,__, |_l_l_|、
ー" `ー
◆第七節「離れ」 ◆
. /
/ \、 「会」が完成されると「離れ」が生ずる。「離れ」は発射である。
( ヽ すなわち体の中筋(なかすじ)から左右に開くよぷに伸張し、
. ) l" 気合いの発動とともに矢が離れていく状態をいう。
__ i
/+ 人 /"
^cヽ ヾ人>' _')> _/_ −−=
ヽl ̄ ̄ ヘy7 ̄ ̄|ニニ_ッ~ --= 二>──────
ヽ_,, // l _, /" -- =
ヽ / l /"
. 〉 =∞=〈 /" 「会」と「離れ」は、
/ / , 「会者定離」という仏教語から転用されたと云われるように不離一体のもので、
/ // ヽ, .会では力がまとまり、充実して、一本の矢に移され、「離れ」を生ずるのである。
.l | / l l,l | .したがって「離れ」は自然の離れでなくてはならない。
l l, |,l " | |,l ll
,|_l_,l_,l_,,__, |_l_l_| 離すのではなく、離されるのでもない。
ー" `ー これをたとえていえば、葉末にたまった雨露が自然に地に落ちる----
.すなわち、機が熟して自然に離れるものでなければならない。
.. /
/ \、 軽妙な離れは手先の力では生じない。
( ヽ
. ) l" 技の働きと気力の充実によって気合いの発動により
__ i 内面的な爆発力によって生ずる。
/+ 人 /"
^cヽ ヾ人>' _')> _/_ −−=
ヽl ̄ ̄ ヘy7 ̄ ̄|ニニ_ッ~ --= 二>──────
ヽ_,, // l _, /" -- =
ヽ / l /
. 〉 =∞=〈 /"
/ / ,
/ // ヽ,
.l | / l l,l | [教歌] よく引きて、引な抱えよたもたずと、
l l, |,l " | |,l ll 放れを弓に、知せばしすな(大和流)
,|_l_,l_,l_,,__, |_l_l_|
ー" `ー
◆第八節「残心(残身)」◆
. /ヽ
/ \、 矢の離れたあとの姿勢をいう。
( ヽ 離れによって射は完成されたのではない。なお残されたものがある。
. ) l" 精神でいえば「残心」、形でいえば「残身」である。
__ i"
/+ 人 /"
^cヽ ヾ人>' _')> _/_
ヽl ̄ ̄ ヘy7 ̄ ̄|ニニ_ッ~
ヽ_,, // l _, /" 「残心(残身)」は「離れ」の結果の連続であるから、
ヽ / l /" 「離れ」の姿勢をくずさず、気合いのこもったまま天地左右に伸張し、
. 〉 =∞=〈 /" .眼は矢所の着点に注いでいなければならない。
/ / ,/
/ // ヽ,
.l | / l l,l |
l l, |,l " | |,l ll 「残心(残身)」は射の総決算である。
,|_l_,l_,l_,,__, |_l_l_|、 体形厳然として、縦横十文字の規矩を堅持していなければならない。
ー" `ー
__
/+ 人
、 ヾ人>' _')> ,,
`\ / ヘy7 ヽ /,
\./ // / >
〈 l// ,//__/
ヽ`z=∞々/
/ . // /
/ / // /,i
/,/ // / !i
l l, |l / l |
,|_l_,l, |l,__,___l_,|、
ー" |l `ー
|/
◆残心の後、弓倒し◆
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人 +ヽ ))
、 <(' _'<人ノ ,,
`\ / ヘy7 ヽ /,
\./ // / >
〈 l// ,//__/
ヽ`z=∞々/
/ . // /
/ / // /,i
/,/ // / !i
l l, |l / l |
,|_l_,l, |l,__,___l_,|、
ー" |l `ー
|/
◆弓倒しの後、物見返し◆
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人 +ヽ
、 <(' _'<人ノ ,,
. `\ ./ ヘy7 ヽ /,
\./ // /ヽ
〈 l // //__/
ヽ`z=∞ 々/
/ . // /
l ,l // / l
. |, // / l, l
. | |l l|
. (( ( |,l |l l,,__l__l_| ) ))
|l "
◆物見返し後、足をとじる◆
━━的スポーツ勝手支援終わり━━