第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-011

このエントリーをはてなブックマークに追加
408クラシック板支援(1/2)
【クラ板アルバム 第5回〜イタリアのオペラ王の情熱・ヴェルディ】
こんにちは、クラシック板です。職場のお昼休み、学食で、あるいは自宅でカップ麺食べながら、
2ちゃんねらーの皆様いかがお過ごしでしょうか。「クラ板アルバム」第5回をお届けします。

大作曲家の中には、ベートーヴェンやモーツァルトのように、全ジャンルに渡って名作を
遺した人もいれば、特定のジャンルばかりに名作を遺した人もいます。ピアノ曲ばかりを書いた
ショパン、交響曲以外はほとんど何もないブルックナー。そして、今回ご紹介のヴェルディは、
生涯に渡ってオペラばかりを書き続けた「イタリアのオペラ王」です。ちなみに「ドイツの
オペラ王」がワーグナーです。

ヴェルディは、「アイーダ」「椿姫」「オテッロ」などの名作オペラを次々書き、大作曲家として
地位を確立しましたが、その私生活は必ずしも幸せとは言えませんでした。相思相愛だった妻とは
早くに死別。2人の子供も共に病死。後妻との間には子供がなく、後妻に先立たれた最晩年は
寂しく過ごしたとか(21歳も年下の愛人を作ったりもしてますが)。

そんな訳で、ヴェルディは大作曲家として得た莫大な財産で、病院の建設、奨学金の設立などに
情熱を燃やし、その他の福祉事業のために巨万の富を惜しみなく寄付しました。
409クラシック板支援(2/2):2005/04/04(月) 12:07:11 ID:ZD09ag50
ヴェルディの最後のオペラ「ファルスタッフ」と言う作品で、主人公ファルスタッフはラストで
「世の中はすべて冗談。人は生まれながらの道化師さ」と呟きます。この言葉は、作曲家として
大きな名声を博しながら、孤独な晩年を過ごしたヴェルディ自らの心情なのかも知れません。
パルマ公国の英雄だったヴェルディの葬儀には30万人の市民が集まり、ヴェルディのオペラ
「ナブッコ」から「行け我が思いよ、金色の翼に乗って」が大合唱されたとか。

さて、今回はそんな「イタリアのオペラ王」のオペラから一部を聴いていただきましょう。
彼の代表作の1つである「オテッロ」です。「オセロ」とも言われますね。

それでは、ヴェルディ作曲 歌劇「オテッロ」第4幕より、デズデーモナのアリア
「私の母のところに、とても可愛そうな侍女がいたの」を、レナータ・テバルディのソプラノで
お聴きください。
ttp://www.geocities.jp/clasx2_4/Renata_Verdi_O.mp3

次回「クラ板アルバム」は午後3時の予定です。