第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-011

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273クラシック板支援(1/3)
【クラ板アルバム 第2回〜ボヘミアのシューベルト・ドヴォルザーク】
こんばんは、クラシック板です。草木も眠る深夜3時、2ちゃんねらーの皆様いかが
お過ごしでしょうか。「クラ板アルバム」第2回をお届けします。前回、シューベルトを
お送りしましたが、東欧にもシューベルトに勝るとも劣らないメロディメーカーがいました。

その人の名は、アントニン・ドヴォルザーク。まずは、ドヴォルザークがどんな作曲家で
あったか、ご紹介します。
274クラシック板支援(2/3):2005/04/04(月) 03:01:06 ID:NN4p4f7A
ドヴォルザーク Antonin Dvorak(1833 - 1897)
チェコ生まれの作曲家。伸びやかでちょっと土の香りがするメロディーを
書かせたら天下一品、豊かな叙情性が魅力で、通称「ボヘミアのシューベルト」。
小学校の音楽の教科書にも出て来る「ユーモレスク」は、ひょっとしたら
リコーダーで吹いた事ある人もいるかも? 彼の最大有名作である交響曲
第9番「新世界」は、アメリカに渡った彼がホームシックにかかり、祖国
チェコを思い出しながら書いた曲。最初から最後まで有名なメロディの
オンパレードという、チョコレートパフェみたいな曲。

ドヴォはかなりの鉄道ヲタクとして知られており、作曲の合間にひたすら
鉄道模型を作ったり、チェコはプラハのフランツ・ヨゼフ駅に毎朝通い、
機関車の番号やらをメモって帰るのが生き甲斐だった。ある日用事があって
駅に行けなかった時、弟子のスークを駅にやらせたら、番号をメモりそこない、
ドヴォ激怒。ドヴォの娘はスークと婚約していたのだが、「お前はこんな
役立たずと結婚するつもりか!」と娘を叱り飛ばした。やはり作曲家たるもの、
どこか偏屈なところがないと務まらないらしい。
275クラシック板支援(3/3):2005/04/04(月) 03:01:28 ID:NN4p4f7A
「新世界」交響曲の壮麗なメロディでもお分かりの通り、ドヴォルザークは素晴らしい
メロディを生み出す才能では、まさにシューベルトに並ぶ才能を持っていました。それ
でいていわゆる「鉄ヲタ」であったところが、庶民的な愛着を感じさせます。彼は、
「本物の機関車さえ手に入るのなら、自分が作った交響曲全部と引き換えても惜しくは
ない」と言っていたほど。作曲家としても偉大ですが、鉄ヲタとしても筋金入りだった
様子です。

では、その「ボヘミアのシューベルト」ぶりをお聴きいただきます。紹介文でも名前が
でた「ユーモレスク」。大変に有名ですが、実は全曲通して聴いた人は案外少ないのでは
ないでしょうか。中間部の「泣きのメロディ」は、まさにドヴォルザークのメロディメーカー
としての才能全開。必聴です。

それでは、ドヴォルザーク作曲クライスラー編曲「ユーモレスク第7番」を、フリッツ・
クライスラーのヴァイオリン独奏、フランツ・ルップのピアノ伴奏でお送りします。
ttp://op774.hp.infoseek.co.jp/d7.mp3

次回「クラ板アルバム」は、午前7時にお送りする予定です。