第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-011

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ハイドン 交響曲第96番ニ長調「奇蹟」

クラシックの曲は、やれ交響曲何番なんとか長調作品なんたらだの、無味乾燥な
ものが多い。それだけに、「標題」がついているとそれだけで親しみがわくと言う
もの。このハイドンの交響曲「奇蹟」は、非常に印象的な標題がついており、
「奇蹟」というタイトルは、何やら非常に崇高な神への啓示を歌い上げた音楽なの
では、なんてあらぬ予感まで抱かせる。

ではこの曲にこのタイトルがついた顛末をご紹介。ロンドンでの初演の際、
大作曲家ハイドンを一目見ようと、観客がステージ上のハイドンの元へ駆け寄った。
その時、天井からシャンデリアが落下! だがしかし、観客がステージ前に
集まっていたため、シャンデリアが落ちた場所には誰もおらず、1人の怪我人も
出なかった。おお奇蹟的! …てな訳で「奇蹟」。アホみたいなネーミングで
あるが、この名前でこの曲への親しみが湧くなら、それはそれで素晴らしい事。
「奇蹟」、ハイドン晩年の傑作交響曲である。古き良きロンドンを思い起こし
ながら聴いてみよう。