第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-011

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254クラシック板支援(1/2)
ショスタコーヴィチ Dmitri Dmitriyevich Shostakovich (1906 - 1975)

今は無きソビエトが生み出した20世紀の大作曲家。
その名前から、一部ではタコタコ呼ばれてしまう、いささかかわいそうな人。
ソ連共産党という制約がショスタコーヴィチの才能を彼自身の望む方向に
伸ばすのを妨げたのだが、それでも彼は様々な傑作・良作を生み出した。
最も有名なのは、交響曲第5番(「革命」という俗称がついている)と
第7番「レニングラード」(シュワルツェネッガー出演のアリナミンVのCMに使われた)。
しかし交響曲第4番、第8番、第10番、第13番「バビ・ヤール」などのほうが、
彼の個性が良く出ている。
また、室内楽などにも名作を残した。弦楽四重奏曲第8番は、
官僚に押しきられて共産党に入党することになってしまった彼が、
それが嫌で自殺を考えながら書いたと言われている曲。
これはオーケストラ用に編曲されており、室内交響曲として演奏されることもある。
これもお薦め。
ちなみに、丹念にスコアブックを付けるほどの大のサッカー好きだった。
255クラシック板支援(2/2):2005/04/04(月) 02:11:39 ID:NN4p4f7A
ショスタコーヴィチ番外編「 ショスタコさんの密かな楽しみ 」

ショスタコーヴィチはサッカー狂で有名だったが、
スポーツの審判をするのも好きだった。
ある時、ショスタコーヴィチはクリミア半島にある
要人専用のサナトリウムで休養する機会があったが、
彼はここでもテニスの審判をかって出た。

ここのテニスには、頻繁にKGBの長官がやって来ていた。
長官が自分のしたミスのことでクレームを付ける
そんな時、“審判”ショスタコーヴィチは決まって、
「審判には絶対服従、問答無用」と言うのが常だった。
要するに、泣く子も黙るKGBの長官に面と向かって
「絶対服従、問答無用」と言うのが、彼の密かな楽しみだったのだ。