第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-011
酒にまつわる三国志のおはなし 其の拾六 〜七歩の詩〜
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,i´ .'llヽ 220年、魏王曹操は死し、長男曹丕が王位を継ぐ。
| ."| しかし王位継承となると何かといさかいが起きるもの。
| ..| 次男曹彰が大軍を率いて長安から来るとの報を受け
| ..| ,,,illljiiiiii,,, 曹丕は不安に駆られる。しかし家臣の賈逵が曹彰を
,,v-―‐-v,,, | ..'|lllllllllllllll''''` なだめるのに成功、曹彰は兵を退けて兄とともに父の
.゚゚'''┬┬'''゚,,,,.,l,. ...|llllllllllli゙゚“ 死を悼み、帰っていった。
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だが三男曹植、四男曹熊は葬儀に現れない。督促の使者をよこすと、病弱であった曹熊は
自刃してしまう。一方曹植はというと寵臣を侍らせて毎日酒宴を開いており、督促に耳を貸そ
うともしない。曹丕は怒り、曹植を寵臣もろとも捕縛させた。
このとき、曹丕の「七歩歩く間に詩を作らなければ断罪する」との命に曹植は即興で
豆を煮るに豆のマメガラを燃(や)く 豆は釜中に在って泣く
本是れ同根より生ずるを 相煮ること何ぞ太(はなは)だ急なる
と、兄弟の情を詠む。かくして曹植は罪を許され、一命を取り止めたのである。
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