第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-009
都内某所の喫茶店
お姉さん(以下姉)「ねえ、モグタン、あの、えーと…その…アレってあの…」
モグタン(以下モ)「どうしたの?おねえさん?はっきり言えばいいのに?」
姉「だって〜、言い難いじゃない!こんな事、人前で」
モ「ああ、オ ナ ニ ー のことだね!」
姉「コラ、モグタン!そんなこと大きな声で言わないの!」
モ「え〜、だって、皆やってる事だし、どうしてお姉さんこそ恥ずかしがるの?」
姉「…そういわれてみると、変よねぇ…」
モ「よーし、じゃあ今日はオナニーのはじめてを見に行こう!」
姉「待ってましたぁ!」
姉、モ「「それ〜いっ!…クルクルバビンチョ パペッ ピポ〜 ヒヤヒヤドキッチョの モ〜〜グ タンッ!」」
なんかピンク色のが弾んだりするアニメ省略。
姉「あれ〜?モグタン、ここはどこ?」
モ「ここはね、むか〜しむかし、まだ神様がいた時代だよ」
ナレーション
「オナニー」と言う言葉は、旧約聖書に出てくる男性の名前「オナン」からきています。
ユダという人が、長男のエルにタマルというお嫁さんをもらいました。
しかしエルは死んでしまったため、当時の習慣に従って、
次男のオナンが長男の嫁さんタマルをめとることになっていました。
しかし、子供ができても、その子供はオナンの子ではなく長男エルの子供ということになるのです。
これが気に入らなかったオナンは、タマルとセックスしたとき子供ができないように「地に洩らした」のです。
これが神を怒らせ、オナンは死んでしまいました。
姉「オナンさんかわいそう…でもこれって膣外射精でオナニーじゃないわよね?」
モ「うん、そうだね。でも西洋では子供を作らない性行為は悪い事とされていたんだ!
だからちょっと違うけど、これがオナニーの言葉のはじまりだよ。」
姉「じゃあ、日本ではどうだったのかな?」
モ「よーし、日本に行ってみよう!」
バビンチョ! シーン転換
姉「あれ〜モグタン、みんな普通にやってるね?」
モ「そうなんだ、日本では江戸時代以前は比較的おおらかだったんだね」
ナレーション
西洋社会では、宗教的な理由で、古い時代からオナニーは罪でしたが、
日本では、江戸時代以前は比較的、性が開放的に扱われていました。
「せんずり」「かわつるみ」などと呼ばれていて、
オナニーも楽しみのひとつとして考えられていたのです。
姉「へ〜、そうだったんだ。あれ、なんだか様子がおかしいわよ?」
モ「軍人さんや神父さんがなにか言ってるね」
ナレーション
しかし明治になって、西洋思想、特にキリスト教に代表されるような、性を抑圧する思想が流入し、
また、「富国強兵」「産めよ殖やせよ」という思想が、性に対する考え方を変えていきます。
セックスは夫婦のみでおこなうべきもの、子供を作るために行うもの、
これに反して、生殖に結びつかないオナニーは、無益なもの、無駄なもの、排除すべきもの
という認識が大勢を占めるようになります。
「オナニーは悪いこと」「オナニーをすると馬鹿になる、健康に悪い」などという教育が幅を利かせていたのです。
姉「ええっ!そうだったんだ!じゃあやっぱりアレって良くないことだったの?」
モ「それがそうとも言い切れないのが難しいところだね。文化や時代によって考え方は異なるんだ」
ナレーション
近世ではだいぶ緩和されていますが、やはり「オナニー」という言葉に嫌悪感を持つ人は根強くいます。
歴史によって作られたネガティブなイメージは強いのです。
こうした「性は生殖のため」とする考え方と、逆に「性を楽しみ」とする考え方とは、
いつの時代にも両方存在していて、そのバランスは様々な要因に左右されます。
生活の余裕度、余暇時間の大小、貞操観念、相続される資産の大きさ、宗教思想、
民族の文化、乳幼児の死亡率、男女の人口比、他の娯楽がどれくらい手軽に楽しめるか。
現在の日本のような生産性の高い社会では、SEXは余暇に楽しむものという認識に傾いていきます。
そして、オナニーも性的快楽を楽しむための一つの方法として、認識されるようになるわけです
姉「なるほどね!そうとわかれば、私も安心ね!」
モ「じゃあ、元の世界に戻ろうか。」
バビンチョ! シーン転換 実写で元の喫茶店に戻る