第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-008

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94SF/ミス/ラ合同企画
一次予選20組
3/23(水)
<<同人ノウハウ>>
豪屋大介「A君(17)の戦争」
あえてここで。平凡な少年が異世界に召喚……まではありがちななのに、
そこで「魔王になってくれないか?」魔王軍を率いることになったはいいも
のの、まず悩みは国債の利息。『こんな展開は嫌だ!』的な、しかし傑作。
現役魔王の田中さんが、いきなり熱く同人誌を作り始めたりします。

<<半角二次元>>
西尾維新「きみとぼくの壊れた世界」
禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹。その友人たち。
学園内で起こった密室殺人事件。
主人公は保健室登校児と共に、事件解決に乗り出すが……
この作品、講談社ノベルスなのだが、ブルマ姿のキャラが表紙であり、
一部の人間を萌えさせ、一部の人間に購入を躊躇させたらしい。
ちなみに初版(新刊のとき)には、ブルマ部分に帯がかかっていた。
95SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:35:08 ID:BT56qOaF
<<半角二次元>>続き
渋澤龍彦「少女コレクション序説」
二次元萌えに近い論が展開されてると思うので。

東野司「ミルキーピア物語・京美ちゃんの家出」
システムハウス"ミルキーピア"が開発した電脳アイドル、
擬似人格ソフト京美Ver.1が失踪した。ミルキーピアの社員たちはネットにもぐり
京美をさがしにいくが・・・。

<<ビジネスnews+>>
ウィリアム・ギブスン「記憶屋ジョニー」
脳内にマイクロチップをいれ、情報を運ぶ
ジョニー・ネモニックの冒険譚

<<ビジネスsoft>>
清水義範「取扱説明書」
ビジネスソフトといえば分厚いマニュアルがつきもの。
そのマニュアルをパスティーシュした作品。
どんどんわけが分からなくなっていくのが楽しい。
96SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:35:44 ID:BT56qOaF
<<バス・バス路線>>
我孫子武丸「人形は遠足で推理する」
腹話術人形の鞠夫が探偵役、腹話術師の朝永さんと幼稚園の先生・睦月がワトソン役を
務めるシリーズの第二作(第一作は「人形はこたつで推理する」)。
幼稚園の遠足で、バスでほんの10分程度の自然公園までいくことになっためぐみ幼稚園の面々。
停留所で子供たちを乗せているまさにその時、拳銃を持った男が乱入してきた。
男は、知人を殺した疑いで警察に追われており、とっさにバスジャックしたものらしい。
鞠夫、朝永、睦月の三人は、バスジャックのさなかで知人殺しを推理する羽目になる。

<<大人の実況>>
ビル・プロンジーニ&バリー N.マルツバーグ 著
「決戦!プローズ・ボウル. 小説速書き選手権」
文字通り、「小説の速書き」を新スポーツとして書いた作品。
その様子はアメリカン・フットボールの試合中継のパロディとなっている。

<<女向けゲー大人>>
稲垣足穂「少年愛の美学」
いや、わりとそのまんま。
97SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:36:03 ID:ATNxCvn+
<<お祭りch>>
筒井康隆断筆祭全記録―祭のあとの宴の準備―
いわゆる「言葉狩り」に講義して断筆した筒井康隆を支援し、
アッピールするためのイベント
『筒井康隆断筆祭』を、筒井と親交のある
ジャズピアニスト山下洋輔が責任編集として一冊にまとめた本。
といっても、白石冬美が筒井康隆の小説、「原始人」を朗読したり
山下洋輔が作曲した「断筆宣言」を自分で演奏したりと、
抗議や政治的な意味合いは薄い。

<<フェチ>>
喜国雅彦「本棚探偵の回想」
日本の足フェチ界を代表するマゾ漫画家・喜国雅彦の第2エッセイ集
前作「本棚探偵の冒険」の同様、本にまつわる笑える話が満載です。
その中で<<フェチ>>板住人に勧めたいのは女足をテーマにした仮想アンソロジーを組む話
途中からネタ不足に悩む事になりますが、
北村薫(この人は足フェチでもマゾでもないです、多分)の協力を得て
充実していくラインナップ
もしかしたら大切な一冊が見つかるかも。
98SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:36:17 ID:BT56qOaF
<<ガイドライン>>
筒井康隆「発明後のパターン」(「バブリング創世記」収録)
(本来の目的は違うらしいが)コピペ改変が盛んな板ということで。
星新一が書きそうなショートショート定型文に往年の俳優名を折り込んだもの。
「おお。万歳。なが年研究の甲斐あってついにロチャニをべラルゴしたぞ。ああ。これで
世界中のボリスカロをスペサトレしることができる。やっぱりわしは大天才だ」

<<イラク情勢>>
T・E・ロレンス「砂漠の反乱」
今の中東・イラクの混迷の遠因ともいえる英国の中東政策。
その原点となった第一次大戦での「アラビアのロレンス」の戦い。

石森章太郎「ギルガメッシュ」
古代メソポタミア(現在のイラク)のギルガメッシュ叙事詩をモチーフに
描かれた壮大なSF。SFったらSF! マンガだけど! SFっ!
99SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:36:31 ID:ATNxCvn+
<<メンヘルサロン>>
半村良「人生ごめんなさい」
家庭の事情で大学にいけず、さまざまな職業
(水商売、広告屋など)を転々とした
人生の達人による人生相談。
題名の元になった
「人間、生まれてきたのが余分なんだ」「だから人生ごめんなさい、だ」
という著者の言葉は苦労人の優しさと、不粋を嫌う都会人の厳しさを感じさせ
好ましい。

舞城王太郎「世界は密室でできている」
家の二階から飛び降りて死んだ十九歳の『涼ちゃん』。
彼女が飛び降りるのを見ていた十三歳の『僕』と十二歳の『ルンババ』。
それから二年後、『僕』と『ルンババ』が行く東京への修学旅行をきっかけに
いくつもの密室と『名探偵ルンババ』の解決が、圧倒的スピードで展開していく。
そして、『涼ちゃん』を巡る『僕』と『ルンババ』の物語が迎える結末とは。
100SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:36:43 ID:BT56qOaF
<<定期OFF>>
アイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会」
どうしても定期OFFの関連本が思い浮かばなかったので、
気分転換に友人に誘われた会合に行ってみた。
そこで、何をもって自分の存在を正当とするかなんてわけのわからない質問に答えさせられた後、
定期OFF板の関連本が思い浮かばないって話をした。
そうしたらそれを考えるのに会合のメンバーが喧々囂々の大騒ぎ。
収拾が付かなくなったところで給仕の人が、
「皆さま、毎月一回このレストランで会合を開いていらっしゃいます。
 これは定期OFFに似ている状況ではないでしょうか」
と言ってこの本を紹介してくれたので挙げておく。

<<ネトゲ実況>>
はせがわみやび「ファイナルファンタジー11」
ファミ通文庫から出ているノベライズ作品。
101SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:37:00 ID:ATNxCvn+
<<お受験>>
東野圭吾「レイクサイド」
私立中学受験を控えた勉強合宿のため、4人の小学生とその親たちが湖畔の別荘に集まった。
そこへ父親の一人である並木俊介の愛人・英里子が現れ、殺された。
俊介の妻・美菜子は、口論の挙げ句自分が殺したという。子供たちの勉強を妨げたくないという
他の親たちの強力を得て、愛人の死体は湖に沈められることになったが――
親たちの異様な結束力の強さに、俊介は疑問を感じ始める。
役所広司主演で映画化された(見てないので出来はわからん)。

<<運用情報(金)>>
工藤圭「わたしの彼はハムスター!?」
十六歳の相沢由佳は、ペットショップでなんとジャンガリアンハムスターに話しかけられる。
自分は八ヶ月前の交通事故で植物人間になったクラスメートの七瀬だというのだ。
半信半疑ながら家に連れて帰った由佳だが、母親の探偵事務所にナゾなフロッピーが届けられたことから、
大変な事件に巻き込まれてしまう!大型新人が初っぱなから放つミラクルどんでんミステリー。(amazonより引用)
Webミステリー「メールフレンド」の作者、工藤圭(といって通じるのはミステリーマニアくらいなんだろうけど)のデビュー作。
運金の名無しであるモルモットさん(金)繋がりで。
102SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:37:25 ID:BT56qOaF
<<ペット大好き>>
我孫子武丸「理想のペット」(井上雅彦監修「世紀末サーカス」収録)
新しく出来たペットショップのおかげで、学校はペットブームに。
しかし、ペットを飼っている友人達はどこか変わってしまった…
可愛くて頭が良くて言いつけは必ず守る、そして健康で長生きな理想のペット、あなたなら飼いますか?

<<プログラマー>>
桜坂洋「よくわかる現代魔法」
コンピュータと魔法の癒合を元マの作者が描く。
開発現場の描写は流石に経験者。

森博嗣「すべてがFになる」
舞台はある孤島の研究施設。その地下区画でウェディングドレスを着た死体が発見される。
区画から人が出入り可能なドアは一つしかなく、その唯一のドアもカメラによって監視されていた。
一体、犯人はどうやってそこから脱出したのか?
ちなみにこの作品、出てくる登場人物の殆どが理系。文章中にも
『グローバル スタティック インテジャ』『UNIXを介してFTPする』『インクリメントイコール』など、
プログラムやネットワーク分野を少しでもかじった者には常識かもしれないが
そうでない者(=当時の自分)にとっては「???」な単語が普通に出てくる。解説もなし。
当時は少し戸惑いながら読みましたが……これは、一級品の本格ミステリです。
103SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:37:47 ID:ATNxCvn+
<<セキュリティ>>
柳田邦男諸作品
フェイル・セーフとかハインリッヒの法則とかの言葉は柳田邦男に教わったので。
セキュイティ屋として仕事するのに本当に役に立ってる。

<<司法試験>>
村上龍「愛と幻想のファシズム」
アメリカとの戦争に負けた日本は戦後経済的に発展するが
国としてはものすごく脆弱になってしまった。
そのことに不満を持つ、主人公鈴原冬二は、カリスマ的魅力で
不満分子を集め、日本を強い国にしようと、戦略を練るのだが…。
主人公鈴原の協力者として生物学から経済学まで該博な知識を
持った司法試験合格者の大学院生「千屋博之」が登場する。
104SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:38:05 ID:BT56qOaF
<<政治思想>>
佐藤哲也「妻の帝国」
「直感による民衆独裁」を核として革命を起こし民衆国家を成立させるため、
大量の手紙を民衆細胞に出しつづける妻。いつの間にか革命が進行し、
流されつつ妻の手伝いをしてしまう「わたし」。精密かつ不条理なストーリー展開に引き込まれる。
ちなみに作者の妻・佐藤亜紀も作家。夫婦してファンタジーノベル大賞でデビュー、
玄人受けする小説を書き続けている。

<<水泳>>
椎名誠「水域」
全てが海の底に沈んでしまった世界。一人の青年が成長しながら旅を続ける物語。
椎名SF3部作の一つで、彼の作品には珍しく濡れ場(?)があります。
映画「ウォーターワールド」がなければアニメ化もあったとの本人の愚痴。
ちなみにほとんど泳げない海の話なんですが、語感だけで選んでしまってゴメン・・・

<<中古車>>
筒井康隆「お紺昇天」
女性の人格が与えられた自動車「お紺」は耐用年数を過ぎたため
捨てられることになる・・・
どたばたで有名な筒井だが泣かせの技術も天才的。
105SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:38:25 ID:BT56qOaF
<<メンタルヘルス>>
カート・ヴォネガット「パーム・サンデー」
ドレスデン大空襲にいあわせた独系米人である著者が
病んだ現代社会への対処や、笑いの効用などについて語った人生の処方箋。
読み終えると、いきることの悲しさと、面白さで
すがすがしい気分になれること請け合い

<<声優>>
霜越かほる「高天原なリアル」
声優を母に持つ娘がふとしたきっかけで声優業界に入ることに。
声優業界の光と影を描く問題作(?)

<<モテない女>>
梶尾真治「煉獄夜想曲」(「チョコレート・パフェ浄土」収録)
「いつかきっと」そう思うまま年齢を重ねてしまった女性。
昔から変わらない生活、変わらない部屋。
そんなある日、引っ越しを決意したあなたの店に飛び込んできた男は!
あなたがモテない理由は、別の何かに引き留められているのかも。
いや、愛されているのかもしれませんよ・・・
106SF/ミス/ラ合同企画:2005/03/22(火) 23:39:03 ID:ATNxCvn+
以上です。

予選20組の皆さん頑張ってください。