第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-008

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587ミステリー板支援作家紹介第5回1/2 ◆68...DfWOs
投票も宣伝も終わりが見えてきました。
作家紹介第6回は女性作家2人です。

加納朋子
デビュー作:「ななつのこ」
代表作  :「魔法飛行」「螺旋階段のアリス」

殺人や犯罪をテーマにしない「日常の謎」が多い作家。
デビュー当時は北村薫の亜流という批判も多かったが、すっかり脱皮。
女性の素敵な部分もイヤな部分も、きれいな文章と柔らかく爽やかな読後感で包み込む。
OL経験があるせいか「月曜日の水玉模様」での中小企業OLの仕事ぶり、
その姉妹編「レインレイン・ボウ」での20代半ばの女性たちのそれぞれの現実と思いなども共感を誘うし、
「掌の中の小鳥」に登場する紗英は、同性をして「こんな女の子っていいな」と思わせる。
ミステリってあんまり読んだことないけど…という女性におすすめ。

■ 加納朋子 ■
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/998104600/
588ミステリー板支援作家紹介第6回2/2 ◆68...DfWOs :2005/03/26(土) 20:53:04 ID:J6DAyh/G
若竹七海
デビュー作:「僕のミステリな日常」
代表作  :「クール・キャンデー」「スクランブル」

「日常の謎」系のなんとなくのんびりした感じの連作短編集でデビューしながら、
現在「悪意を書かせたら日本一」とまで言われる。
そう若くも年老いてもいない女性を主人公にすることが多いが、著者の性格が反映されているのか
登場する女性はすっきりチャッキリしたタイプがほとんど。
「小説に出てくる女性はどうして『〜ですわ』なんてあり得ない口調なの?」
「ジメジメウジウジした女ばかり出てくる小説は正直もういい('A`) 」
とお怒りのあなた、ぜひ若竹作品をどうぞ。
孤高の女探偵・葉村晶を主人公にしたハードボイルド風味のシリーズや
神奈川県の架空の街・葉崎市を舞台にしたご近所ミステリのシリーズも楽しい。
読みやすく楽しい作品が多いが、最初に書いたとおり、最終ページで読者をどん底に突き落とすことを
平気でやる作家なので、ご注意を。

若竹七海
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1044542375/l50