第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-008

ミステリー作家は何故か筆が遅い人が多い。
第5回はそんななかでももっと遅筆な3人をご紹介します。

我孫子武丸
デビュー作：「８の殺人」
代表作　　：「殺戮にいたる病」
「かまいたちの夜」の中の人。日本一シューティングのうまいミステリ作家。
作数は多くないのに作風は幅広く良くも悪くも驚きを与えてくれる。
ここ数年は囲碁やブッシュの悪口に忙しいようで
なかなか新刊を出してくれない。
スレ住人の気持ちがスレタイから滲みでている

我孫子武丸part２　遅筆に至る病＠＠＠＠＠＠
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1058035194/l50

法月綸太郎　（のりづきりんたろう）
デビュー作：「密閉教室」
代表作　　：「誰彼」
京大推理研出身。通称ノリリン。
「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃ（ry」
問題から逃げない真面目な人。逃げない替りにとにかく悩む。
長編では探偵役が悩む、自分に犯人を指摘する資格があるのかと。
短編集では読者からの投書で悩む、図書館のあり方について。
作品外では作者が悩む、評論集を出せるほどに。どんなに遅筆になっても悩む。
先輩の綾辻行人に「悩める自由業者リンタロー」と揶揄されても悩む。
そして去年１０年ぶりの新作長編「生首に聞いてみろ」がついに刊行され
各種ランキングではかなり評価されたのだが
作家スレでは「他に良いのがなかっただけ。佳作だが傑作ではない」等と自虐的な分析がのったり
お気に入りに「生首」をあげる人がいなかったり、人間は過去を美化する生き物であることが確認できる。

法月綸太郎スレッド その3
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1108087598/

原りょう　（はらりょう）（「りょう」は寮のウ冠を取った字）
デビュー作：「そして夜は甦る」（早川書房）
代表作　　：「私が殺した少女」（早川書房）

ミステリー作家＝遅筆となりつつある昨今、その最たる例がこの人。
1988年のデビュー以来、出した本はエッセー一冊含む6冊。
しかしその殆どが評価されているという凄い人でもある。
昨年末10年ぶりの新作が出て、記念のサイン会が行われたんだけど、
その時の「次はあまりお待たせしないようにします」という言葉をいつまでも信じてますからね。
ちなみに鳥栖市のジャズ喫茶でたまにピアノを弾かれているそうです。

【平和】 原りょう 4 【青い鳥】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1102011381/