「キャラメルコーンの職人芸」
キャラメルコーンの中に入っている塩味のピーナッツは何のために入っているか?
開発時の社内アンケートで「甘すぎる」「しつこい」などの意見が多かったため
微量の塩を振って味を調節することにした。
皿の上のキャラメルコーンに塩を掛けてベストな味を出すことには成功したが
袋詰めの製品版では同じ味が出せないことが判明する。
袋に入れたコーンの上から塩を振っても微量すぎて下まで塩が回らないのだ
かといって塩を増やせば今度は上の部分の塩がきつくなってしまう。
この難問を解決したのがピーナッツ、
塩をまぶしたピーナッツを袋の上から最後に入れることでピーナッツが輸送中に
コーンの間を転がり落ちて行きその過程で「袋の上から下まで均等に塩をコーンに残す」
というじつにうまく考えられた方法であの微妙な塩味が実現することができた。
これによりスイカに塩をかけたように甘さがより引き立ち、
また後味がさっぱりとしてたくさん食べても飽きがこないし
さらに袋のそこに残ったピーナッツはうれしいおまけにもなった。
キャラメルコーンはヒット作となりその後「抹茶ミルク味」「イチゴミルク味」「季節限定版」などの
数多くのバリエーションが生まれさらには「キャラメルコーンラテ」なるドリンクまで発売されている。
http://tohato.jp/products/caramelcorn/