第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-008
一次予選21組
3/25(金)
<<危ない海外>>
山田正紀「謀殺の弾丸特急」
東南アジアを旅しようと小国アナダカムを 訪れた、八人の日本人観光客、だ
が理由もわからぬまま、現地の軍隊に襲われた
彼らは、SL、C57に乗って必死の逃走をはじめるが・・・。
<<DTV>>
ウィリアム・ギブスン「パターン・レコグニション」
ネット上に密かに流れる、作者不明だが完成度の高い画像の断片「フッテージ」。
この画像の謎を追う、世界中をめぐる冒険。
サイバーパンクの第一人者の最新作だが、現代そのものでSFとは言いがたい。
時代がようやくギブスンに追いついたということか?
<<美容>>
野村美月「フォーマイダーリン」
「キレイは気合よ!」
幼馴染の気を引こうと魔法美容師に弟子入りしたリリカとそのお師匠様ティファニーのほんわかコメディー。
<<陸上競技>>
ロバート・アーヴィン・ハワード「征服王コナン」
(英雄コナン・シリーズ)
今を去ること一万二干年、幻想に包まれた群雄割拠の超古代。
魔法と剣による戦乱がうち続くなか、
西方王国群きっての大剣士にして王であるコナンは、
妖術の力で世界制覇をたくらむ魔道士ザルトータンの黒魔術に破れ
王座を迫われた。王国再興の志に燃えるコナンは、
永遠の生命の宝玉“アーリマンの心臓”を求め放浪の旅に出るが、
その行手には数々の苦難が待ち受けていた……。
陸上(とりあえず宇宙ではない)
競技(魔術師、剣士、怪物たちとのルール無用のサバイバルバトル)
ものの傑作!
<<ENGLISH>>
清水義範「スノー・カントリー」
学校の課題で英語の本の翻訳をすることになった主人公。
川端康成「雪国」の英訳本を外国の本を勘違いして翻訳に取り組むが、
誤訳・珍訳のオンパレードで話はどんどん変な方向に進み出す。
<<建設住宅業界>>
カフカ「城」
測量技師のKは、ある城の伯爵に測量のために招かれたはずなのだが、
その霧深い村だか町だかに訪れたそのときから、
いっこうに城のありかがわからない。城にちかづこうとすれば
するほどわけがわからなくなっていく、Kの運命は?
門前典之「建築屍材」
建築中のビルに入り込んだ浮浪者は、ナンバリングされた3人のバラバラ死体を発見する。
数時間後、近所の受験生がビルに怪しい人影を見つけて確認に行くが、その人影は
密室内部で消失、さらに建築主のもとに死体から切り落としたと思しき指が届けられ、
警察が動き出すが、さらに殺人が発生する。建設現場の蘊蓄も豊富な一冊。
<<PINKな学問>>
筒井康隆「ポルノ惑星のサルモネラ人間」
見ためも行動もすべてが、セックスがらみの異常な惑星。
だが、その惑星の生態系には、ある秘密があったのである…。
実父が有名な動物学者、筒井嘉隆である作者の奇想の饗宴。
<<ラウンジクラシック>>
マーヴィン ピーク「ゴーメンガースト 」
(創元推理文庫―ゴーメンガースト3部作)
巨大な迷宮のごときゴーメンガースト城。
その当主は、いまだ年少の第77代伯爵タイタス・グローン。
彼は、何千年も前から繰り返される煩瑣な儀式に飽き、
未知の外界への強い憧れを抱きはじめた。
城中では、一使用人から成り上がったスティアパイクが
狡猾な陰謀の罠を張りめぐらしていた
<<会計全般試験>>
山田真哉「女子大生会計士の事件簿」
女子大生会計士の萌実と会計士補のカッキーが、監査に関する様々な事件の謎を解く。
「ミステリを楽しみながら会計士の勉強もできる!」という触れ込みのシリーズ。
表紙をライトノベル風にして文庫化した版がベストセラーになった。
<<医歯薬看護>>
梶尾真治「インフェルノンの作り方」
ありとあらゆる病気に効くばかりか、若返りさえ可能にする脅威の万能薬、
「インフェルノン」、その脅威にみちた万能薬の脅威にみちた製作法とは?
初野晴「水の時計」
医学的には脳死と診断されながら、月夜に限りほんのわずかの意識と聴覚が蘇り、
特殊なスピーカーを通して話すことができる少女。
彼女の望みは、自らの臓器をひとつずつ取り出し、移植を必要とする人々へ与えることだった。
『みみと、こえは――、そのために、のこされて、いるのかもしれない』
生きることも死ぬことも叶わなかった少女と、彼女の臓器を運ぶことになった少年。
少女の時計が再び動き出す時は来るのだろうか?
<<ヒッキー>>
林譲治「記憶汚染」
私の信じている歴史は真実なのだろうか?あなたがあなたである証拠は何?
世界ネットワークが形成された近未来、「個人認証」こそが唯一の頼りとなる。
主人公の目となり耳となってくれるのは引きこもりの情報屋。
架空戦記作家として有名な著者の渾身の一冊。
<<花火>>
泡坂妻夫「花火と銃声」
女奇術師・曽我佳城シリーズの一編。
殺人事件が起こったのは、花火大会の真っ最中だった。
花火の音で銃声が聞こえない、容疑者にもアリバイがある…
佳城は、刑事の話を聞くと、現場を見るまでもなく
真相を当てるのであった…。
乙一「夏と花火と私の死体」
夏休みのある日、遊び友達の弥生ちゃんに木から突き落とされて「わたし」は死んだ。
「わたし」の死体を隠そうと奔走する弥生ちゃんと兄の健くんを「わたし」の視点で追う。
大人たちの目をくぐり抜けながら、花火大会の夜に死体を葬ろうとするが……。
小説界を騒然とさせた、作者17歳時のデビュー作。
<<アニメ漫画業界>>
一藤木杳子「ラストシーンでほほえんで」他全4巻
売れっ子漫画家のメシストなった舞子が、学校に、仕事に、恋にがんばりながら、
少女漫画家になるまでのおはなし。
締め切り前の修羅場な様子とか、担当さんとの打ち合わせ風景とか、こんなかなと思わせる。
<<資格全般>>
山田正紀「回転扉」
高い格式を誇るT-ホテル。
その入り口の回転扉は今日も回り続けていた。
回転扉を出入りする客たちの品定めを楽しんでいたわれわれの前に、
T-ホテルには似つかわしくないみすぼらしい若者が姿を現した。
果たして彼は回転扉を通りぬけることができるのか……?
<<洋楽>>
山口雅也「ミステリーズ」
著者が得意とするちょっとねじれたミステリ短編集。Discー1、Disc-2の二部構成で
「2枚組のミステリーのCD」とのコンセプトで編まれた。内容はレコード蒐集狂や
オーディオマニアの話など音楽っぽいが、すいません、特に洋楽と関係あるわけではorz
特に「初めてミステリ読みます」という人には…これはこれで名作だと思いますけども。
<<無線>>
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 「衝突」
「たったひとつの冴えたやりかた」(ハヤカワSF)に収録の短編。
異星の宇宙船とのファーストコンタクト。一触即発の状況で
文化上の誤解を乗り越えながらなんとかもどかしい
コミニュケーションを成立させようとする話。
<<PCニュース>>
筒井康隆「デマ」
情報がどんどん歪曲されていき、最後にはとんでもない情報になるという
「デマ」の生まれていく様を
特異な言語感覚を持つ著者が、まるでフリージャズのような
アドリブ感覚でつづっていく、怪作。
(いや、PCでニュースって思いつかないので、
「2CHから、よくデマが生まれなあ・・・筒井みたいだなあ…」
って理由で選びました、不適当だったら、
なかったことにしてください<(_ _)>))
<<特撮!>>
梶尾真治「ヴェールマンの末裔たち」
かつての憧れのクラスメートに会った三人の中年男。
彼らは、彼女の娘が危険な状態にあるのを知り、
そのこに勇気を与えるために
立ち上がる。その方法とは、
怪獣の着ぐるみを使った一種の特殊撮影で…
倉知淳「たたかえ、よりきり仮面」(創元推理文庫「幻獣遁走曲」収録)
神出鬼没の一風変わったアルバイター・猫丸先輩シリーズの一編。
舞台はデパート屋上の『爆裂戦士よりきり仮面』着ぐるみヒーローショー。
季節は真夏。主人公は『司会のお姉さん』を務める女の子。
うだるような暑さで汗だくになっても、観客が数人しかいなくても、
主人公を含めたショーの出演者は毎回懸命にショーをこなしていた。
そんなショーの休憩時間中、事件は起こる。
脱いであった『よりきり仮面』のスーツの中に、ガムが入れられていたのだ。
嫌がらせ? 一体誰が?
事件の真相を猫丸先輩(今回は敵怪人役着ぐるみバイト)が解き明かす。
<<ソープ>>
都筑道夫「泡姫シルビアの華麗な推理」
吉原のソープランド、<仮面舞踊会>に勤めているソープ嬢、
シルビアがお客さんたちが持ちこんでくる事件を
話を聞くだけで推理する、
安楽椅子ならぬ、お風呂探偵のお話。
<<冠婚葬祭>>
山口雅也「生ける屍の死」
ニューイングランドのある地域で、死体が蘇って動いたり喋ったりする現象が多発。
この状況で、葬儀屋のバーリイコーン一家を舞台とした連続殺人が起こる。
殺しても簡単に人が蘇ってしまう世界で、殺人を犯すことの意味とは?
自らも殺されてゾンビ化してしまった主人公が事件の謎に挑む。
本格ミステリとして傑作であり、アメリカの葬式に関するディテールも面白い。
<<スポーツ>>
土屋ガロン(作)嶺岸信明(画)「オールドボーイ ルーズ戦記」
カンヌ映画祭でグランプリを受賞した韓国映画の原作漫画。
謎の軟禁施設7.5階に10年間幽閉された男が復讐のために立ち上がる。
誰が自分を幽閉したのか?なぜ自分は幽閉されたのか?
意外性のあるストーリー、ハードボイルドな主人公、魅力的な謎、敵とのコンゲーム
実に魅力的な漫画です。
主人公は10年間の監禁生活中、復讐のために、精神の均衡を保つために筋トレを続けてたので。
<<サブカル>>
大塚英志「キャラクター小説の作り方」
元、雑誌編集者、ライトノベルの原作者にして、文芸評論家である
大塚英志が
キャラクター小説(ライトノベル)の方法論を徹底的に考察することで
物語のあり方について批評し、返す刀で純文学も切ってしまう、
皮肉な文章教室(もちろん、実用にも使えます)。
<<競馬2>>
コナン・ドイル「銀星号事件」
ウェセックス杯本命馬の銀星(シルバーブレイズ)号が行方不明になった。
果たしてホームズはレースまでに銀星号を見つけ出す事が出来るのか?
冴木忍「<卵王子>カイルロッドの苦難」
卵から生まれた王子が主人公の、王道を行くユーモアファンタジー。
馬になる呪いをかけられたあげく、本当の馬に混じって競馬に出走するはめに。
このころの冴木忍は面白かった……
<<占術理論実践>>
桜庭一樹「GOSICK」
ヨーロッパの架空の国を舞台にしたライトミステリー。
1巻では占いが事件に大きく絡んでいて、占いの何たるかがトリックと密接に関わっている。
<<ワールドカップ>>
馳星周「蹴球中毒 サッカー・ジャンキー」
1998年6月フランスワールドカップ開催。馳は観戦のため現地へと旅たつ。
観戦を続けるうちに思案した様々な事柄、サッカー文化、スタジアム、交通機関。
なぜ人はワールドカップに惹かれるのだろう、内容ではクラブチームが勝っているのは明らかなのに。
アルゼンチン大会であれほど感動したのはなぜだろう?
自問を繰り返すうちにフランスワールドカップによって一つの答えにたどり着く。
松原 仁、沼田 寛、 竹内 郁雄「ロボットの情報学―2050年ワールドカップ、人間に勝つ!?」
ロボカップというロボットによるサッカー大会がある。
目標は2050年にロボットのチームでワールドカップ優勝チームに勝つことである。
そのロボカップについて語られた本。
ロボカップ日本委員会 公式ホームページ
ttp://www.robocup.or.jp/index.html
<<マイライン>>
星新一「無料の電話機」(「盗賊会社」収録)
お得な電話の使い方の板のようなので。
通話料無料の電話、会話に頻繁に商品の広告が割り込む。
借金取りの会話で、凶器の広告が流れたり政治家の演説になったり。
数年前にどこかの会社が実際に始めてしまったときは驚いた。
<<なんでも質問>>
小松左京「教養」
SF界に収まりきらない知の巨人、小松左京。
彼が持つ該博な知識を「質問者」である、高千穂遙と東野司が引き出し
「教養」として残しておこうとする壮大な企画。
ただ、問題は質問者の高千穂・・・_| ̄|○
以上です。
予選21組の皆さん頑張ってください。