第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-008

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301花火支援 豆知識 1/3
花火豆知識 「玉屋、鍵屋」

打ち上げ花火の際に、「たまーやーかーぎやー」という言葉を
連想する人はいると思います。
さて、この、たまやかぎやは、一体何でしょうか?

玉屋鍵屋は、簡単に言うと、江戸時代の有名な花火屋です。
この二店は実は根が同じで、元は鍵屋の手代が独立して、
玉屋を名乗りました。
この二店、両国の川開き花火を競演する程の勢いでしたが、
1843年4月(※年表では>>278のあたり)、玉屋は不覚にも出火し、
店を全焼せた他、町並みの半丁ほどを類焼させました。
ちょうど、将軍家慶が日光参拝に出発する前日という事もあり
玉屋は江戸追放となりました。
今に残る「たまや」は一代のみで終わりました。

又、この事件は、ウルトラクイズ、トリビアの泉等でも取り上げられたり、
必殺仕事人ネタになった事もあります。
302花火支援 豆知識 2/3:2005/03/24(木) 20:50:43 ID:n3+snina
花火豆知識「色」

現在の花火は、様々な色があります。
その色はどうやって生まれているのでしょうか?

学校で「炎色反応」の科学実験をしたことある人はいますか?
ある元素を含む化合物を燃やすと、その元素固有の様々な色の炎を出して燃える
「炎色反応」を利用して、花火を様々な色を出しています。

紅色は炭酸ストロンチウム 緑色は硝酸バリウム 黄色はシュウ酸ソーダ、炭酸カルシウム
青色は花緑青、酸化銅 銀(白)色はアルミニウム 金(錦)色はチタン合金 です。

昔の日本の花火は、燃焼温度の低い黒色火薬系で色は赤橙色でした。
1879年(※年表では>>281のあたり)に塩素酸カリウムが日本に輸入された事で
燃焼温度が上がり赤や緑などの、はっきりした色がでるようになりました。

温度の低い黒色火薬系だけの花火を「和火」といい、
明治以降塩素酸カリウムが加えられて色が出るようになった花火を
「洋火」といい区別しています。
303花火支援 豆知識 3/3:2005/03/24(木) 20:58:20 ID:n3+snina
花火雑学「悪臭」

隅田川の「両国川開き花火大会」は長い歴史がある花火大会です。

終戦後、戦後第1回の川開き「両国花火大会」には、皇太子殿下と
マッカーサー元帥の子息も現れ、桟敷も満員となった。人々が
日本に平和が訪れたことを改めて実感したすばらしい日でした。

しかし、高度成長と工業化の進展の反面、汚染も急速に進み、隅田川は
昭和36年には小魚もすむことの出来ない川になってしまいました。
更に、人口過密と交通事情の悪化、家屋の立て込んだ人口密集地で火を扱う危険性、
大観衆の整理等と、問題が山積みとなる。川の汚れはますますひどくなり、
悪臭で、お客は弁当を広げることも出来ず、花火師も川に近寄れなくなってきた。
 そのような問題から昭和36年、両国川開きの花火は中止されることが決まりました。
集まった多くの人の前で、この夜の花火は、打ち上げ、仕掛けわく物、連発、水中もの。
仕掛け花火の名城シリーズの熊本城、名古屋城、大阪城などが、光と色に形どられた楼閣が
けんらんと夜空に浮かび上がり、観衆たちは、最後の両国川開き大会を満悦しました。

そうして、「両国川開き花火大会」は失なわれました。
しかし現在、様々な努力を経て、隅田川に花火大会を取り戻しています。