第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-008
■■□□春のGTシリーズ直前企画 −あの時の君は−□□■■
1996年(平成8年)3月24日 毎日杯 阪神競馬場 芝2000M GV
1981年、外国の馬を招待して開催された日本初の国際レース、ジャパンカップ。さ
したる実績の無い牝馬に簡単にたたまれてしまった日本の現役最強馬達を見て、競
馬関係者は、ファンは、遼遠なる世界への道にただ呆然とするしかなかった。
時は流れて1990年代、ジャパンカップは認知され、世界の1流の馬が参戦。そして
日本の馬はその外国馬達に一歩も引けを取らぬレースぶりを見せ始めていた。海外
遠征での勝利もあった。だがそれは人的なもの。調教や騎乗技術は上っても、まだ
生産のレベルは世界を相手にできなかった。外国産馬が日本の競馬を席巻し始め、
JRAは国内生産者保護の為にクラシックや天皇賞を外国産馬に開放しない。それは
まさに開国を迫る黒船と江戸幕府さながらの様子だった。
当時ダービーに出られなかった外国産馬がこぞって出走したNHKマイルカップ。この
新設GTの栄えある第一回優勝馬が、この毎日杯から参戦したタイキフォーチュンだ。
タイキフォーチュン 1993年生 オス 鹿毛 美浦・高橋祥秦厩舎 父Seattle DancerU 母Patently Clear
戦績:NHKマイルカップ 毎日杯