第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-007

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第9回 【原書で読むSF・ファンタジー・ホラー】
ジョージ・オーウェル George Orwell『1984年 Nineteen Eighty-four』

"I arst you civil enough,didn't I?" said the old man, straightening his shoulders pugnaciously.
「わっしゃあご丁寧に頼まなかったかい?」老人は肩をいからせて喧嘩腰に言った。
"You telling me you ain't got a pint mug in the 'ole bleeding boozer?"
「このろくでもねえ酒場にゃ1パイントのジョッキもねえってのかい!?」
"And what in hell's name is a pint?" said the barman, leaning forward with the tips of his fingers on the counter.
「なんすかその糞ったれパイントってのは」バーテンはカウンターに指かけて、身を乗りだしてきた。
第9回 【原書で読むSF・ファンタジー・ホラー】

"'Ark at 'im! Calls 'isself a barman and don't know what a pint is!"
「みんな聞けや! こいつバーテンて言いながらパイントがなんだか知らねえとよ!」
(中略)"Litre and half-litre--that's all we serve."
「リッターと半リッターだけでさ。ここで出してんのは」
★全10回でお送りします

 辛抱たまらずプロレ地区に繰り出したウィンストン。
 パブでジジイに黒ビール計1リッターをおごってご機嫌をとり、「革命」前の話を聞こうとします。
 けれど話はどうどうめぐり。
 記録がない以上「革命前」のことなんかもう誰も覚えていなかったのです('A`)