第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-007

一次予選18組
3/21(月)
<<大人の飾り>>
金原ひとみ「蛇にピアス」
文壇若返り政策？　の芥川賞Ｗ受賞作の一方。
ピアッシング、スプリットタン、タトゥーなど身体改造しまくる若者の生態を描く。

<<アニソン等>>
時雨沢恵一「アリソン」
キノの旅で有名な時雨沢恵一の長編シリーズ。
第一次世界大戦レベルの架空世界を舞台にアリソンとヴィルの
少年少女コンビが敵地に『戦争を終わらせることができる、それ
だけの価値がある宝』を求めて飛び立つ爽快な航空冒険小説。
・・・あれ？

<<バス釣り>>
チェスタトン「釣り人の習慣」
まあ釣り繋がりってことで。

<<なりきりネタ>>
ポール・アンダースン「地球人のお荷物」
テディ・ベアそっくりな異星人ホーカは
天真爛漫・想像力過多・空想と現実をごたまぜにするという
とんでもない種族。
彼らが地球の文化を真似するために起こる騒動に巻き込まれ
地球の全権代理人アレックス少尉はいつも大忙し。
小熊なりきりのドン・ファンやシャーロック・ホームズをお楽しみあれ。

<<同人>>
南田操「コミケ中止命令！」
某国の王子がお忍びでコミケに参加しようとして、暗殺部隊や
一般サークルを巻き込んで大騒動。
89年10月と古い作品ですが、実際にコミケが存続の危機に立たされて
いた時期であり、同人界では非常に話題になりました。
「某宮様（ご婚約おめでとうございます）がお忍びでコミケに来ている」という
都市伝説が流れ始めたのもこのころでしたねえ。

<<地球科学>>
小松左京「日本沈没」
小笠原諸島の小さな無人島が一夜にして沈没した。
群発地震、海底移動、土地隆起と陥没、各地の火山活動活発化。
日本列島という龍がざわめき始めた。そして…。
当時最新のプレート・テクトニクスの成果を取り入れ、日本列島が
“沈没し得る”可能性をSF的に提示した大作にしてベストセラー。
それだけではなく、“日本という存在”を生き延びさせようとする人々の姿と
ラストシーンの静謐さに、小松左京が人間に寄せる愛情を感じます。

<<エロコスプレ>>
シャーリン・マクラム「暗黒太陽の浮気娘」
主人公は、SF小説を一冊出版したものの、ふだんは大学で工学を教える一般人。
それがSFファンの集いに参加することになってしまった。
そこで、有名作家が殺されて……。
ミステリですが、トレッキアンや騎士などのコスプレあふれるＳＦ大会の描写がおもしろい。
エロはないんですが、コスプレ大賞の際、審査員が
「上手な手作りコス」ではなく「お色気勝負」のグラマーを選ぶシーンがあるので。

<<ゲ製作技術>>
高山浩「ゲームデザイナーは眠れない」
ゲーム制作会社のマスターアップ前の修羅場の中で起こった殺人事件を巡るミステリー。
ゲーム制作の舞台裏が書かれています。

<<ボウリング>>
秋山瑞人「イリヤの空、UFOの夏１〜４」
『うつむき、上目遣いに視線を上げ、こう言った。「もう一回したい」』
ボウリング初体験の伊里谷、最後の投球をストライクで締め、満面の笑顔
を見せた伊里谷。けれど彼女は２度目のボウリングをすることなく…。
全４巻中の３巻目。物語はこれから伏せられて来た『戦い』へ急展開を迎える。
友人たちとのボウリングは、ヒロイン伊里谷の最後の、日常のきらめきとなった。

<<保険業界>>
貴志祐介「黒い家」
生命保険会社で保険金の支払い査定に忙しい日々を送る主人公。
ある日、顧客の家に呼び出され子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。
やがて死亡保険金の請求。父親による他殺を疑い独自調査に乗り出す主人公。
それは悪夢の始まりに過ぎなかった。モラルリスクの恐怖を描いた作品。

<<ドケチ>>
東野圭吾「おっかけバアさん」（「怪笑小説」所収）
少ない年金と亡夫の残した保険金・貯金だけを頼りに、徹底した倹約生活を送っていた老女シゲ子。
隣の主婦が切符をくれた歌謡ショーに気まぐれで出かけたことで、彼女の生活は一変した。
「愛しの杉サマ」に逢うため、切り詰めた生活費をさらに削っていく。

<<ロビー>>
イタロ・カルヴィーノ「宿命の交わる城」
憩いの場を求めてやってきた旅人を受け入れる城。
そこでは、旅人たちの話がタロットカードの並びによって語られていた。
憩いの場＝ロビーということで

<<ネトゲ質問>>
菊池たけし/F.E.A.R.「アリアンロッドRPGルールブック」
ネトゲテイストを盛り込んだＴＲＰＧ。質問は卓ゲ板で既出か確認の上
F.E.A.R.にメールだ！
…リプレイはまだしもルールブックはなぁ…

高畑京一郎「クリス・クロス 混沌の魔王」
日本が総力を結集して造り上げたスーパーコンピュータは「仮想現実型RPG」に
投入された。一般試写に参加した“ゲイル”は仲間とともに「魔王」打倒を目指す。
…予定のシステムを変更された、このデスゲームを終わらせるために…。
質問に答えてくれるゲーム総監督は案外親切かもしれない。（性格は悪いが）

<<模型・プラモ>>
小松左京「模型の時代」模型の時代収録
『全長0.3mmのタイガー戦車』『本当に住める家の模型』『実寸大の戦艦
大和のプラモデル』果ては実寸大の○（ネタばれにつき伏せ）。
模型に熱中しすぎて、行き着くところを突き抜けてしまった世界の話。

<<邦楽>>
栗本薫　絃の聖域（上下）
長唄の家元で起こった連続殺人事件を、まだ書生風の家庭教師・伊集院大介が華麗に解決する。
伊集院大介シリーズの第一作。
そこはかとなく漂う猟奇臭とヤ○イ臭もこの頃はまだ鼻につかずに面白かったのですが・・・。

<<大規模OFF>>
成田良悟「デュラララ!!」
池袋を舞台に少年少女の大人の、そして人ではない者の思い・歪みが
すれ違いぶつかりあった結果起こる…突発大規模OFF！
テーマは愛です。

<<オカルト>>
小松左京「牛の首」ある生き物の記録他収録
この世で最も恐ろしい怪談『牛の首』。それは本当に怖くて恐ろしくて、
どのくらい恐ろしいかというとここには紹介文すらかけないくらい……

飛田甲「幽霊には微笑みを、生者には花束を」
オカルト否定派の主人公は、オカルト好きの友人に誘われミステリースポットに出かけ、
そこで、”本物”の幽霊に出会ってしまう。
主人公は幽霊の話を聞くうちに幽霊を殺した犯人探しに乗り出す。

<<クイズ雑学>>
中原涼「アリス」シリーズティーンズハート
毎回、異なる「国」を舞台に、４人の高校生とＭ１という神様、なめくじネコという
チェシャ猫のような存在が冒険をし、アリスを救出する物語。
途中には主に、数理パズルの難問を出す相手が待ち受けていて、
このパズルが毎回テーマが違っていて面白い。

<<おたく>>
今野敏「アキハバラ」
受験のため上京した主人公は憧れの秋葉原へと向かう。
そこで、 警視庁 やくざ ロシアン・マフィア モサド 中東のスパイ等々
入り乱れて暴走する秋葉原の町に巻き込まれてしまう。
コンピュータ・ネット関係の細かい事はｷﾆｼﾅｲ！一気読みで正解。

倉知淳「壺中の天国」
「全能にして全知の存在から電波を受信し大宇宙の意思は大いなる意思であり…」
のどかで静かな地方都市・稲岡市で、奇妙な「電波系」怪文書が見つかる。
その文書はまるで、市内で女子高生が殺された事件の犯行声明文のようだった。
第二、第三の事件とともに都度ばらまかれる怪文書。犯人の意図は？
電波・お花畑のときに出しそびれたのでこっちに。いろんなおたくが登場します。

<<懐かし漫画>>
梶原一騎・川崎のぼる「巨人の星」
プロ野球漫画の金字塔。
綾辻行人と法月綸太郎が対談で言ってましたが
じつはこれ本格ミステリらしいですよ。
大リーグボール２号を例にとると
不可解な謎→伏線・手掛かり　　　　　→推理・解決
消える魔球→悪天候の日には使えない等→花形による攻略
まさにミステリ。
ちなみに「新・巨人の星」は本格ミステリではないそうです。

<<通信行政>>
清水義範「ファクシミリ大乱戦」
間違いファックスが元で起きる大混乱の話。

盗聴 講談社文庫　真保 裕一
「狩り」に出た盗聴器ハンターが聞きつけた違法電波。
永田町にしかけられたその盗聴器を探すうちに聞こえてきたのは生々しい殺人現場の状況だった。

<<昭和特撮>>
牧野修「アシャワンの乙女たち」（ソノラマ文庫）
全寮制女子校を舞台に、「美徳の象徴」と「絶対悪」の戦いを描く。
ゾロアスター教＋「舞-HiME」みたいな設定だが、実は「バロム１」のパロ。
どう考えてもライトノベルの読者層から離れたネタで好き勝手やっております。

香山滋「ゴジラ」
ご存知怪獣映画の金字塔。
最近ちくま文庫で復刊されたものは「ゴジラ」「ゴジラの逆襲」と共に
関連エッセイなどのおまけも付いてて読み応えありますよ。

<<物理>>
小林泰三「海を見る人」
<歪んだ円筒世界>と<楕円体世界>という奇妙な形の天体で遊牧生活を営む人々…「時計の中のレンズ」
ブラックホールやパルサーの危機をくぐり抜け宇宙空間を旅する「純一郎君」…「母と子と渦をめぐる冒険」
場所によって時間の流れる速度が異なる世界で、遠くの村にいる恋人を見続ける老人…表題作
など、近年の日本ＳＦでは物理濃度が最高レベルの短編集。

<<×１>>
テッド・チャン「ゼロで割る」（「あなたの人生の物語」収録）
離婚の危機と数学の危機を同時に描いた作品つーことで。

新井素子「星へ行く船」シリーズ
主人公の恋人、ヒーロー役がＸ１という、当時としては破天荒な設定の作品。
ＳＦ初心者にお勧めな（上級者不向きでなく）、読みやすい青春作品です。
（ぼそ）SHARPの往年の名機、X-1の出てくる作品はさすがにないか。

<<雑誌>>
福島正実「未踏の時代」
今に続くSF専門誌「S-Fマガジン」初代編集長だった著者による
黎明期日本SF界の回想録。SFの出版は日本では絶対無理と
言われていた時代に、専門雑誌創刊という苦難を乗り越えていった
福島正実に、あらためて感動と感謝を覚える。

<<調理家電>>
トマス・ディッシュ「いさましいちびのトースター」
ご主人様に置き去りにされた別荘の電気毛布、ラジオなどの電気器具たち。
トースターをリーダーとしてご主人様を探す旅に出る。ハートウォーミングSFの古典。
こういうのを書く一方で、全然救いのない破滅SF「人類皆殺し」なども書いてしまう侮れない作家。

<<SF/FT/HR>>
名無しは無慈悲な夜の女王「SF板駄作スレのテンプレ」
この駄作スレでのＳＦの定義
　(1)人の創作物はすべてＳＦです。
　(2)したがってどんな映画も小説もマンガもＴＶドラマもＳＦです。
このスレでの駄作の定義
　(3)人の創作物はすべて文句をつける人が必ずいます。
　(4)したがってどんな映画も小説もマンガもＴＶドラマも駄作といえば駄作です。

以上です。

予選18組の皆さん、お互い頑張りましょう。