第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-007

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【 ドカベンの殿馬とクラシック 4  秘打 G線上のアリア 】
 <単行本26巻48〜60頁>

 明訓高校一年生時代の秋の関東大会準決勝、延長十一回裏の打席で、
一塁線上の際どい所に打球を転がし、ファウルになると判断した野手が
見送ると、線上で球が止まってヒットになった秘打。

 これが秘打なら、阪神時代の芦田(@野球狂の詩)が打ったのも秘打か?と
マニアックな突っ込みを入れたくなるのはさておき、1.まず構えで驚かせる、
2.戦況をよく読み相手側投手や守備陣の隙をつく、3.最後に決め台詞「秘打
○○!」を言うという、秘打三原則(←今つけたw)はきちんと守られている。

 そして殿馬の秘打の影に隠れて、以前明訓高校野球部の監督だった徳川と
現監督の土井垣の間で、読み合戦が行われていたことも押さえておきたい。
野球は心理戦でもあるということを、「ドカベン」で教えられた読者も多い
のではないだろうか。

 なお、クラシック板さんの一次予選の支援物資で、G線上のアリアを
初めてそれと意識して聞き、「殿馬のあの曲かぁ」と漫画オタ丸出しの
感想を持ったことが、この企画の切っ掛けだったのは内緒だw
【 曲目解説 G線上のアリア 】

単体でもよく演奏されるこの曲は、バッハの管弦楽組曲第3番ニ長調BVW.1068
の中の1曲。「序曲」「アリア」「ガヴォットI&II」「ブーレ」「ジーグ」の6曲からなり、
2曲目の「アリア」が通称「G線上のアリア」である。

そのあまりに美しい旋律に、ドイツのヴァイオリニスト、エミール・ヴィルヘルミが
ヴァイオリン用に編曲。その時の編曲が、ヴァイオリンのG線だけで演奏される
ようになっていたため、「G線上のアリア」の名前で広く知られる事となる。

しかしドカベンにおいては、これまたこじつけチックというか、線上のボール
を取られたら秘打でもなんでもなくなってしまう(笑 その時は素早くボールを
拾い上げ、「G線上のアリア破れたり! 秘投フライングブラボー!」とか
叫びながら一塁に送球するのはどうだろうか(笑