第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-006

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96詩板@文芸連盟
「かなりや」 西条八十

唄を忘れた金糸雀は、
象牙の船に、銀の櫂、
月夜の海に浮かべれば、
忘れた歌をおもひだす。

童謡で有名な西条のもっとも有名かもしれない作品。
生活のため文芸から遠ざかざるを得なかった彼が、本格的に執筆に
もどるきっかけとなったといわれる。
蘇州夜曲、東京行進曲、銀座の柳、お山の大将、青い山脈、王将、
記憶の片隅にありそうな懐かしの詞の数々を執筆している。
金子みすずも、女学校時代に西条八十に絶賛されていた。
すでに童謡詩雑誌「赤い鳥」にて大御所であった西条は、金子みすずの
最初の投稿からそのセンスを大いに評価していたという。
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