第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-006

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63名前はいらない@詩板@文芸連盟
ーー詩板にてーー

恥ずかしげもなく、詩にはまったのは体調を崩してからだった。
妙に心が弱くなり、突っ走ってきた人生の歪みのようなものが、
大きな亀裂になって迫ってきていた。
言葉を綴る、詩を形作る。
実にたどたどしい手法ではあったが、
少しづつ溜め込んだ汚泥が溶け出していくような気がした。
オメラスの街に棲む民は、歪みを生け贄として内包していた。
オメラスではないここに棲む我々は、自らの中にある生け贄を
いつにかは開放しなければならないのだろうと思う。
詩で少しでもそれに近づくのならば、これほど幸せな事はあるまい。

匿名掲示板の上で、
文字と文字を交わす喜びをしる。
現実ではとうてい望み得ないほどの、率直で赤裸々な人間と知り合った。
ほんの少し、虚構をおりまぜた文字を通じて、芳醇ななにものかに浸る喜びを知った。

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