第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-006

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「マチルダはちいさな天才」　ﾛｱﾙﾄﾞ・ﾀﾞｰﾙ
なにかの間違いじゃないかっていうぐらい、DQNな家族の中に
生まれたマチルダちゃんは、小さな天才少女です。回りのDQNさと
マチルダのとにかく頭のよい行動の対比が面白いです。
ﾛｱﾙﾄﾞ・ﾀﾞｰﾙという作家は、「特別料理」という本が大人むけに
出てるんですが、とても辛辣なユーモアを駆使する作家です。
児童書では、「チョコレート工場の秘密」が有名ですが、
こちらも社会への揶揄が盛りだくさんですね。。
揶揄だけに終わらず、子供への希望を託しているところが
明るくなれて良い作品です。

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「とびらを開けるメアリー・ポピンズ」　トラヴァース

メアリー・ポピンズは、ミュージカル映画になっていて知っている
人も多いと思います。本当は連作になっていて、全部で4冊ですね。
「風にのってきたメアリー・ポピンズ」
「帰ってきたメアリー・ポピンズ」
本書
「公園のめありー・ポピンズ」
是非全部読んでみて欲しいと思います。童話っていうのは本来とても
上質のファンタジーなんですが、微妙に現実と絡み合っていて、
現実の中からファンタジーに飛んでいけるような気がする作品です。

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「野薔薇」　　小川未明　　岩波文庫「日本児童文学名作集」上巻に収録

小川未明という人は死をとても上手に書く作家で、児童書であっても
死をタブーにしません。この小品でも、寂れた国境を守る敵味方の兵士が
友情を培っているのですが、若い方の兵士は戦争で死んでしまいます。
その死を、薔薇や夢でもって、どこか救いのある余韻を持たせて
読み手に無常でありながらも、残酷ではない世の姿を魅せてくれます。

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　　　　　　　 ｀ヽ_っ⌒/⌒ｃ　　 しみじみ読んでね
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