第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-005

337無名武将@お腹せっぷく
 酒にまつわる三国志のおはなし   其の拾参 ~鳳雛、県令に就く~
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          ,i´ .'llヽ           臥龍・鳳雛(眠っている龍と鳳凰の雛)と言われ
            |   ."|       孔明と並び称されたホウ統は、諸国を遍歴しやがて劉備の元へ現れた。
         |    ..|
         |    ..| ,,,illljiiiiii,,,    かねて名声を耳にしていた劉備は喜んで会見したが
  ,,v-―‐-v,,, |    ..'|lllllllllllllll''''`  風采は醜く、かつ無作法なホウ統を見て興ざめし
  .゚゚'''┬┬'''゚,,,,.,l,.   ...|llllllllllli゙゚“  地方の県令(小役所の所長)に任命してしまった。
    ~゚゙゙゙”゙”゙”'―ーーー'゚゙゙゙゚~`
  しばらくするとその地方から、県令ホウ統は役所の仕事である民の訴訟などにさっぱり手をつけず
 毎日酒ばかり飲んでいるとの非難が聞こえてきたため、怒った劉備は張飛に視察を命じた。
  やがて訪れた張飛は、噂どおり昼間から酒を飲んでいたホウ統に「不届き千万」と詰め寄ったが
 ホウ統は気にもとめずに、「では溜まった仕事は明日全て片付ける」と告げ、酒杯を重ねていた。

  あくる日、半信半疑の張飛が役所へ訪れてみると、ホウ統は種々雑多な裁判に次々と適正な決裁を下し、
 山のように溜まっていた訴訟事を日が暮れるまでに全て片付けてしまった。
  驚いた張飛はありのままを劉備に告げ、劉備はホウ統に陳謝するとともに一躍、副軍師に任命した。

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