第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-005

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327無名武将@お腹せっぷく

 酒にまつわる三国志のおはなし   其の拾壱 〜梅園の英雄論〜
            ,,,---。
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          ,i´ .'llヽ           呂布に攻め込まれ、本拠地を失った劉備は
            |   ."|          勢力を強大しつつある曹操のもとに身をよせていた。
         |    ..|
         |    ..| ,,,illljiiiiii,,,    劉備の英雄としての資質を見定めるべく、ある日曹操は
  ,,v-―‐-v,,, |    ..'|lllllllllllllll''''`  梅園に酒宴を設けて劉備を招き、青梅の実を肴に
  .゚゚'''┬┬'''゚,,,,.,l,.   ...|llllllllllli゙゚“ 酒を交わしつつ、当代の英雄とは誰かについて議論をふっかけた。
    ~゚゙゙゙”゙”゙”'―ーーー'゚゙゙゙゚~`
  心中を見抜かれまいとする劉備と、見定めようとする曹操の英雄論は尽きることなく続いたが
 果てに曹操は「今の世に、天下の英雄たる人物は君と余の二人だけだ」と断言した。

  その瞬間、雷光とともに凄まじい轟音が鳴り響いた。これに劉備は、わざと持っていた箸を落とし
 耳を塞いで震えおののいてみせた。その滑稽なさまを見て「劉備、英雄の質にあらず」と判断した曹操は
 劉備に五万の兵を与えて、偽帝を僭称する袁術討伐に向かわせてしまった。
  これにより劉備は曹操の勢力圏から逃れ、自らの軍勢を持てるようになったのである。
                       
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