第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-005
酒にまつわる三国志のおはなし 其の拾壱 〜梅園の英雄論〜
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,i´ .'llヽ 呂布に攻め込まれ、本拠地を失った劉備は
| ."| 勢力を強大しつつある曹操のもとに身をよせていた。
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| ..| ,,,illljiiiiii,,, 劉備の英雄としての資質を見定めるべく、ある日曹操は
,,v-―‐-v,,, | ..'|lllllllllllllll''''` 梅園に酒宴を設けて劉備を招き、青梅の実を肴に
.゚゚'''┬┬'''゚,,,,.,l,. ...|llllllllllli゙゚“ 酒を交わしつつ、当代の英雄とは誰かについて議論をふっかけた。
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心中を見抜かれまいとする劉備と、見定めようとする曹操の英雄論は尽きることなく続いたが
果てに曹操は「今の世に、天下の英雄たる人物は君と余の二人だけだ」と断言した。
その瞬間、雷光とともに凄まじい轟音が鳴り響いた。これに劉備は、わざと持っていた箸を落とし
耳を塞いで震えおののいてみせた。その滑稽なさまを見て「劉備、英雄の質にあらず」と判断した曹操は
劉備に五万の兵を与えて、偽帝を僭称する袁術討伐に向かわせてしまった。
これにより劉備は曹操の勢力圏から逃れ、自らの軍勢を持てるようになったのである。
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