第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-005

　酒にまつわる三国志のおはなし　　　其の拾　〜猛将呂布の仲裁〜
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　　　　　　　　　 ,i´ .'llヽ　　　　　　　　袁術の配下・紀霊率いる淮南軍と、小沛の劉備軍は
　　　 　 　 　 　 |　　 ."|　　　　　　戦場に対陣し、今まさに合戦の火蓋が切って落とされようとしていた。
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　　　　　　　　　|　　　 ..|　,,,illljiiiiii,,,　　　どちらの勢力にも友好関係にあり、両者の対決を是としない呂布は
　 ,,ｖ-―‐-v,,,　|　　　 ..'|lllllllllllllll''''｀　なんと両軍の大将を酒宴に招き、和平を申し入れようと計った。
　 .ﾟﾟ'''┬┬'''ﾟ,,,,.,l,.　　　...|llllllllllliﾞﾟ“　互いに宴客を知らされずに訪れた紀霊と劉備は、対面して驚愕した。
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　　このような状況で当然和平など成立するはずもなく、宴の場は騒然となったが
　自分の提案が思い通りにいかないことに業を煮やした呂布は、百五十歩（約220ｍ）の距離に戟を突き立て
　「今からあの戟先を矢で射るが、もし当たったらこの和平は天の意とみなして承諾せよ」と提案した。

　　当たるはずはないと思い同意した両者が見守る中、呂布はしばらく戟を見ながら酒盃を重ねていたが
　ふと立って弓を持ち、一矢を放つと、矢は狙い違わず戟先に当たり砕け散った。
　　これにより、紀霊と劉備は止む無く軍を引き上げ、戦いは回避されたという。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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