第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-005
307 :
無名武将@お腹せっぷく:
酒にまつわる三国志のおはなし 其の七 〜酒席三盞の宣〜
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`l"'''l'
,i´ .'llヽ 曹丕率いる魏の大軍が侵攻してくるとの報告を受け、
| ."| 孫権の治める呉では、その対応策をめぐって評議が割れていた。
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| ..| ,,,illljiiiiii,,, どの将士らの主張も道理にかなっているため、
,,v-―‐-v,,, | ..'|lllllllllllllll''''` 結論を決めあぐねた孫権は、評議の場で酒宴を開き
.゚゚'''┬┬'''゚,,,,.,l,. ...|llllllllllli゙゚“ さらに忌憚なく意見を交わしてもらおうと各人に酒を注いで回った。
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多くの者が恐縮して杯を受ける中、剛直な性格の虞翻は自分の番になると寝転がり、孫権の杯を避けた。
そして孫権が通り過ぎると、虞翻はまた起き上がり座り直した。
これは評議上に酒を持ち出したことに対する反論であるが、もともと酒乱の癖がある孫権はこれに激怒し
剣を抜くやいなやその場で虞翻の首を刎ねようとした。あわてて周りの諸将が止めたが、孫権は
「虞翻ごときを殺したところで何の不都合がある」となお激昂し、配下の劉基が説得してようやくおさまった。
後日、これをいたく反省した孫権は
「酒席で自分が三杯以上の酒を飲んでから出した命令は無効とする」と宣言したという。
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