第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-004

　　　　　　　　　　　_,ｨﾆヽ、 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とつとつと、髪を伝って雫が膝に
　　　　　　　 マ´￣二ﾆ,＞ ' ´￣￣￣｀¬ニ二ﾆ=‐'´
　　　　　　　　 ＼ l　／　 　 ヘｧ / /li ヽヽヽ　 ｀ヽ､ 　　　　　　　　　落涙の如く滴り続ける。
　　　　　　　　 ／ヽｲ〃　　 l　// / /l　ﾄ､ヽヽ.ヽ. ヽ＼
　　　　　　　 / 　/ヽ.!l　 　 l //_/ｨ' l Njヽ ﾄ､l l　ﾄ､ ヽ ヽ 　　　　　　安虜を透かして橙を帯びた夕焼けは
　　　　　　　 >､._ﾄ､ i l　　_,.Lィ!7_/　l l ﾘ l ﾄ､l l l ｌ ｌ　l
　　　　　　 /　/ ﾄ､ l l　　　ﾚ', -lﾄil // 　 l,=v//Vハ l 　　　　　　　　それはもうささやかな。
　　　　　　 ＼i　 いＮ　 　 | トｯ:}　 　 　 .ｌｯ| ! l/ﾘ　,ｿ
　　　　　　　 ,L.._ヽヽｌ　 　 ﾄ┴ '　　___,'　じ' !/1 　　　　　　　　　　　口は甘みでいっぱいだ。
　　　　　 　//　/ `ｰい　　|　　　 （___ﾉ　　 ﾉ　|
　　　　 　 //　//,.⊥.ｌ ｌ　ｌ ｌ-─┐　　　,. < l l | 　　　　　　　　　　　川の冷水は口腔を伝って
.　　　　　〃! /∠　 　 !ｌ　ｌ l､　　ト .. ィ´　 /N |
　　　 　 i l | l/　　ヽ　 |　l　ﾄミ ┴ﾍ 　く| ｌ l lヽ. 　　　　　　　　　　　夏の熱を取り払う。
.　 　 　 l | い　　, '　ヽ!　!　!　 ヽ　　 　 い! |　}
　　　　 ｌ l　Vレ'　　　 j ///　　　　　 　 ヽ! l　i|

　　　　 い. 〈　　　 　 !///　　　　　　oヽ 　 ヽ!　 ! 　　　　　　　　　　思うに……このような記憶があった憶えがない。
　　　 　 ヽヽ|　　　 i l ! l | ／　, /　　　 j, -‐- ､.　l
　　　　 　 ＶL＿__　ｉl ｌ l l　/／/　　　／　　 　 }　 ヽ　　　　　　　　 　 　 _,. -- ､
　　　　　　ヽ!　 　 `i| ｌ l l /　 / 　 ／/ 　 　 　 L ィ’　　　　　　　　_, - '´　　 　 ヽ.
　　　 　 　 /! 　 　 l l l l !'　 /　／　/　　　　　j 1 |　　　 　 　 _,　'´　　　　　　　　　､
.　　 　 　 / l 　 　 ｌ/ﾄv! |　/／　　/　　 　 　 j　ｌ l　　　　 ,　'´　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　 　 /　!　　　l　j/　 | , '　　　/　　　　 　 ｌ　ｌ | _,.. -ｧ'　　　　 　 　 　 'ヽ　　　　　 ヽ
　　　 ／,　i　　　 ! /　　/　　 　 ,' 　 　 　 　 l　 レ'/／　　　　　　　　　　 , 1　　　　　　ヽ
　　 / /　 l　　　 !/　　/　　　　 ｉ　　　　　　んイ　 {l　　　　　　　　　　 ／　 '.　　　　　　 ヽ
.　 / /　　ｌ　　　j l 　 ,'　　　　　i　　　　 　 ,'　　　　il　　　　　　　 　 ／　　　 ヽ　　 　 　 　 ､
　 ! /　　 l　　　l il　/!　　 　 　 l　　　　　 /ヽ　　　 ヽ　　 　 　 　 , '　　　　　　 ＼　　　　 　 ､
　{i ﾄ､ 　 l　　　l　i/ l　 　 　 　 | 　 　 　 / l　ヽ. イｌ　i　　　　　　/　　　　　　　　　＼ 　 　 　 ヽ
　ヽヽ＼.l　　　l　 !　!　 　 　 　 !　　　　/ /ｌ i　 ヽ ﾘ　l 　 　 　 , '　　　　　　　　 　 　 ＼　　　　ヽ
　　＼ヽ.!　　 ん__l　l　 　 　 　 ｌ　　　 ,' /　l l　　//　 }　　　／　　　　　　　　　　　　 　 ヽ.　　　 ヽ
　　〜〜〜〜〜　ヾ!.___ 　 　 _l　　　 iん-┴ー-V.. -'ー-‐'ｰ　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ￣￣　!.. ＿,.!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〜｀ー〜-ヽ-

　　　 　　 　, _r '　´　　ノ　 ｀､　ヽ｀､　`､ /-h　ﾞ , / ｀ヽ 　　　　　　「ねえ……お母さん」。振り返った羊が笑う。
　　　　　　 , ' ´　　　　　　　丶.　 ﾞ, 、 ヾ' ,　｀ ､　ﾞ,- /　 /　
　　　 　 ／　　　 ､　　 ＼ 　　 i'、　, ',　 ﾞ　、　｀､､,/　 ./　　 　　　「また……遊べるかな……。にはは」。　飛べない羊は無慈悲に落ちる。
　　 　.,'　　　 ,　 i ヽ　　ﾞ､｀ 、　'i丶 ｀､´, 　ヽ　/ .,'i＼,/ﾞ ､｀'　、
　 　 / , ´,　！ 　i. 丶 　 ､　｀ 、.i-ﾞ.　i ｀,　 ｀./　ﾉﾞ.i　 ヽ　ヽ　　＼ 　茫洋と佇む海の上で、累々と捨て切った表情が積み重なっていた。
　　, ' ,´　| 　 i､　 i.　丶　 、 ´ `､i　`､.i　 i　 i　,｀　.i､　 丶 丶 .／
　 ,i .,´ 　 ! 　 i`､　i_　｀ 、 ｉ　　 _, - ､. i　.i 　 !,　/ ,i ' 、　丶 ヽ,　 　　残された時間の少なさは、夕暮れの間と同じ。
　 i i　!　　i　　'､r､ .!　　｀ ！　/　　　｀ i　! i .i , '　 i 、｀,　　 」　i､
　.! .!　、　´i　　i　ﾞ'､!　　　｀　　　　　　 i　 i　i 　　,! ｀　ﾄﾞ~´　　｀,ヾ 　永遠のようなこの瞬間を、幾度も反復するばかり。
　 ､!､.i｀､ 　｀、　,　(⌒ 　　　　　　〃〃i　,!　i　　.,i　｀,　｀, ヽ　　`,　
　　 ! .i　'､　`、　ヽ　　　　、 .　 '^ヽ　　i　i　!r '~^丶、`,　ヽ　' 、 ´,　
　　　　!　 ＼ ｀､　〃〃 　 く,　　　ﾉ 　,ﾅ i　i　　　　　" i　 ´､　'､　ヽ
　　　　　　　｀ヾ､i　､｀ﾄ､,... _　`　 ´ ／" i　 i　　 　 　　　`､ 丶 丶　｀
　　　　に　　　 ヽ!　、 i　　　￣￣　y'　i　i　　　　　　　　　ヾ 丶　ヽ
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