ああ教祖さまっ! 〜 騙されやすい僕らに愛をください Wow Wow Yeah 〜
オレみたいなのを好きになるモノ好きな女性も居るんだなと思いたかった。
実際オレの知り合いにかなりの色男がいるのだが、そいつはいわゆるデブ専で、
体重が百キロ以下の女性は愛せないとか言っていた変わり者だ。
だから、彼女もまた、そいつと同じように、オレみたいな冴えない男が
好みなのかと思って安心していた。
でも現実はこうだ。きっと宗教に勧誘したくて近づいたんだ。とんだ売女だ。
畜生騙された。でもいいや。結構いい思いしたし、まだ抱き足りない気持ちも、
彼女に対する愛情面での未練もあるが、引き際は心得ている。
「ごめん。オレ、宗教とか興味ない」
香織の表情にかげりが見える。落胆したのだろう。篭絡したと思ってたんだろうな。
オレも宗教とかじゃなく、保険の勧誘とかなら喜んで契約するし、判子も押すよ。でも宗教は駄目だ。
「そう……」
香織はそれだけ言うと、ベッドからするりと降りた。一糸纏わぬ姿でバスルームへ向かう
彼女を見送りながら、改めていい身体していると思った。
ラブホテルの風呂はガラス張りというかマジックミラーになっていて、こちらからは丸見えだ。
そこから、身体を洗う香織のなまめかしい肢体が映し出される。
さっき出したばかりなのに、もうこれっきりだと思うと、名残惜しいのか、股間の暴れん坊将軍がいきり立ってきた。
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