第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-003

このエントリーをはてなブックマークに追加
431SF/ミス/ラ合同企画(偽)
いつものまとめ人がまとめられないとのことなので、僭越ながら3/11(金)

<<30代>>
精霊の守り人 上橋真希子
女ながらに腕の立つ短槍使いの用心棒バルサがかっこいい!!
児童書ですが、30歳の女性の主人公は珍しい。

<<風俗全般>>
小泉喜美子「秋のベッド」(講談社文庫『時の過ぎゆくままに』所収)
彼女のことは、近隣の若い男の間で、密かに噂になっていた。そして多くの若い
男が、戦場に行く直前に、彼女の身体を求めて彼女を訪れるのだった。
戦争は長きに渡って続き、やがて……

<<ハンドクラフト>>
新井素子「Black Catシリーズ」
B全折鶴落とし。
432SF/ミス/ラ合同企画(代):05/03/10 23:17:00 ID:F04g219m
「偽」はまずいと変更。

<<カレー >>
「カレーライスは知っていた」愛川晶
殺された女性のマンションのキッチンには、カレーの入った鍋が残されていた。
そのカレーを一口食べた刑事、たちまち犯人を名指してしまった! カレーのレシピつきミステリ。
他に「コロッケの密室」なども所収。料理のほうがよかったか…

鷹見一幸「時空のクロス・ロード2 サマーキャンプは突然に」
カレーの香が似合う女の子が異世界に行って、カレーを作りまくる話
だったような気がする。正直、カレーの部分しか覚えていない。
ちなみに一巻ではお好み焼きを作っていたような。

<<エロパロ>>
横田順彌「日本ちんぼ*」
SF界の大親分である小松左京の代表作にして大ベストセラーである
「日本沈没」を、恐れも知らずパロディにしたもの。日本列島が沈没どころか
隆々と**する様は、わけもなく感動してしまいます。
433SF/ミス/ラ合同企画(代):05/03/10 23:17:53 ID:F04g219m
<<モータースポーツ>>
高齋正「ロータリーがインディに吼える時」
技術立国日本の誇りたるロータリーエンジンを搭載し、
モータースポーツの最高峰・インディ500にマツダが挑む! 
燃費の悪さを指摘されるガソリンロータリーエンジンも
アルコールレシプロエンジン主流のインディでは有利。
まだ日本ではインディが(F-1さえも)ほとんど知られていない時代に
これだけリアルに、そして手に汗握る小説が書かれていた。

<<釣り>>
「ラストホープ」浅暮三文
病床の父のために多摩川のヤマメを釣って欲しいという依頼を受けた
小さな釣具店の経営者コンビ。
ヤマメを釣り上げた途端何者かに襲撃され、知らぬうちに1億円争奪ゲームに巻き込まれる。
スピーディな展開とコメディタッチで楽しめる。
各章扉はフライのカタログ?になっている。
434SF/ミス/ラ合同企画(代):05/03/10 23:18:13 ID:F04g219m
<<初級ネット>>
矢崎 存美「ぶたぶた日記」
知恵も分別もある中年ぬいぐるみ・山崎ぶたぶたが
義母の代理でカルチャースクールに通うことに
講座の目標はエッセイを書いて自分のホームページに載せる
講師や受講者との交流を描く思わずほのぼのさせられる作品

<<ハゲ・ズラ>>
星新一「アフター・サービス」(「妖精配給会社」所収)
髪の不自由な画家の家に、植物性の髪を生やす新薬を売りに来たセールスマン。
「髪が緑色で困る」「伸びるのが速すぎ」などのトラブルに対処するため
毎週訪ねてきてくれる。「結局ハゲのままでいい」となった後も、最後まで完璧なアフターサービス。

<<自己紹介>>
シェイクスピアの作品
登場人物が出てくるたびに名前をなのる。
この時代、観客はあまり真剣に舞台を見ていなかったため、
登場人物をまったく憶えてくれなかったかららしい。
435SF/ミス/ラ合同企画(代):05/03/10 23:18:41 ID:F04g219m
<<自作PC>> 神林長平「ぼくの、マシン」 (「雪風 戦闘解析マニュアル」所収)
「戦闘妖精・雪風」の外伝で、主人公・深井零の子供時代の話。
ネットにつながっていないコンピュータが禁止された社会で
零は何者にも干渉を受けない自分だけのコンピュータを作ろうとする。

<<転職>>
京極夏彦「百器徒然袋−風」
探偵・榎木津礼次郎が活躍する京極堂シリーズの外伝。
益田刑事、探偵に転職しようと榎木津に弟子入りしたが、変人の榎木津に下僕としてこき使われる日々。

<<厨房!>>
新井素子「ひとめあなたに…」
地球滅亡一週間前。多くの人々が厨になって無茶苦茶をしているときに、
恋人に会うために旅立つ主人公。絶望と狂気にむしばまれた人々の描写が
秀逸ですが、なかでも厨房でチャイニーズスープを作る女性が印象的。
436SF/ミス/ラ合同企画(代):05/03/10 23:19:18 ID:F04g219m
<<ゴーマニズム>>
筒井康隆「断筆宣言への軌跡」
ゴー板住人には説明の必要もない、筒井の断筆宣言を受けて
それまでの表現規制に関する文章や発言をまとめた本。

<<マスコミ>>
島田一男「社会部記者」
東京日報社会部の新聞記者の事件を追いかける姿を描いた連作短編集。
作者の島田一男はもと新聞記者で、さらに「事件記者」という言葉を生み出した人です。

水城正太郎「東京ダブロイド」シリーズ
昭和29年、主人公が就職した東京社会新聞社が出版していたのは、
心霊、妖怪、超能力などの実在を世に訴える三流のダブロイド新聞だった。
主人公のライバルとして登場する猟奇王がいい味を出している

火浦功「ガルディーンシリーズ」
『続きが出ない』ことがすでに持ちネタとなっている作者の代表作。
これもなかなか続きが出ない。報道することを生業とする「マスコミ族」が登場。
437SF/ミス/ラ合同企画(代):05/03/10 23:22:22 ID:F04g219m
<<地方自治知事>>
眉村卓「司政官」 1974年刊
もしも自分が首長だったら?
中央官庁との関係や、地元有力者との駆け引き、部下の使い方。
主人公は官僚といえども1つの惑星系を司る「司政官」。
あまりにも大きな権限を持つがゆえの悩みは今も未来もかわりません。
市町村合併の進む中で、地方自治のありかたを考えるための
一助になれば幸いです。

梶尾真治「泣き婆伝説」
内容は参議院議員選挙をめぐるドタバタストーリー。
でも、実在するモデルがいるんです!
そしてモデルの方は次期衆院選鞍替え後、あえなく落選。
その後、とある地方自治体の首長になっていたのですが・・・
ttp://kumanichi.com/news/local/main/200501/20050126000271.htm
438SF/ミス/ラ合同企画(代):05/03/10 23:24:54 ID:F04g219m
<<なんでもあり>>
平井和正「超革命的中学生集団」
横田順弥・鏡明他、当時作者の身近にいたSFファンの名前をそのまま使い
パロディだかなんだか、とにかく好き勝手やらかしてる怪作。
学習雑誌連載だったというのにタブーはないのかというぐらい、なんでもあり。

中島誠之助 「いい仕事してます 「開運!なんでも鑑定団」スタジオライブ」
あのテレビ番組の舞台裏を語る一冊。
え?SFでもミステリーでもライトノベルでもないって?
なんでもありということで許して下さい。

<<球界再編問題>>
原田宗典「楽天のすすめ」
エッセイ集。例の球団の親会社とは何の関係も無いけどそれっぽいタイトルだから。

西村京太郎「消えた巨人軍」
そんなことになったら球界再編どころの騒ぎじゃないだろうなあ。
439SF/ミス/ラ合同企画(代):05/03/10 23:26:01 ID:F04g219m
<<温泉>>
清水義範「秘湯中の秘湯」
温泉大国日本にはまだまだ知られざる秘湯がある。
そのへんのガイドブックに載ってるような秘湯など秘湯ではない。
まさに秘湯中の秘湯を紹介するガイドブックがこれ。
秘湯に入るのも命がけです。

吉岡平「コスプレ温泉」
いや実は読んでないのだが。タイトルのインパクトで。

<<お茶・珈琲>>
有栖川有栖「ロシア紅茶の謎」
初期エラリー・クイーンの国名シリーズへのオマージュである短編集。
ミステリ作家の有栖川有栖がワトスン役の、いわゆる「作家アリス」シリーズでもある。
440SF/ミス/ラ合同企画(代):05/03/10 23:26:31 ID:F04g219m
<<哲学>>
山田正紀「神狩り」
情報工学者の主人公が洞窟で発見された古代文字を解読し、神の存在を実証しようとする。
冒頭に哲学者のウィトゲンシュタインが登場、神の実在をめぐって師のラッセルと対立する描写がある。
「語りえぬことについては、沈黙しなければならない。しかし今、その語りえぬことに対して
語らなければならない時がきたのだ」

「殺人探求」フィリップ・カー
近未来SFミステリ。舞台は2013年のイギリス。脳を検査するロンブローゾ・プログラム
により、犯罪を起こす確率の高い者のリストが作られている世界。
リストに挙げられた人物(コードネームで記されておりすべて哲学者の名前)が次々に殺されていく。
コードネーム・ウィトゲンシュタインの仕業らしいが、その意図は……?

笠井潔「哲学者の密室」
「バイバイ、エンジェル」から始まる矢吹駆シリーズの第4作。
ハイデガーを模したハルバッハという重要人物が登場。
哲学の門外漢としてはたいへん楽しめたが、哲学板住人から見るとどうなんだろ…
同シリーズでは他に、バタイユやヴェイユをなぞった人物も出てくる。
4作目を挙げておいて何だが、シリーズは順に読まないと前作のネタバレが激しいので注意。
441SF/ミス/ラ合同企画(代):05/03/10 23:27:06 ID:F04g219m
<<パンク>>
町田康「きれぎれ」
日本パンクのカリスマである町田町蔵こと町田康の、芥川賞受賞作。
SFだというと驚かれるかもしれないが、これもたしかにSFなのです。

<<レトロゲーム>>
遠藤雅伸「小説ゼビウス ファードラウトサーガ」
それまで単純な反射神経を競うだけだったビデオゲームに
設定やストーリーという概念を持ち込んだのは「ゼビウス」が最初でしょう。
その作者自身によって明らかにされた壮大な物語がこれ。
ゲーム自体の革新性と合わせ、作者の偉大さは言い尽くせません。
つか、ちゃねらーでコテハンのの遠藤たんなわけですがwwwww

<<スカパー>>
ドゥーガル・ディクソン、ジョン・アダムス「フューチャー・イズ・ワイルド」
ディスカバリーチャンネルで放映されたシリーズを書籍化したもの。
2億年後、陸地が再び超大陸パンゲアとなった地球。栄えている生物は、陸に上がった象より大きなイカ、
体長1メートルの虫、空を飛ぶ魚など・・・。最新の研究をもとにした未来のシミュレーション。
442SF/ミス/ラ合同企画(代):05/03/10 23:28:20 ID:F04g219m
<<プログラム>>
筒井康隆「脱走と追跡のサンバ」
自分が偽物の世界に入り込んでしまったと気づいた主人公が脱走を目指し、
追跡者を相手にドタバタとシュールと言語遊戯の限りを尽くす傑作。
途中に登場する大型コンピュータは、なんとCOBOL言語で話します。
もちろんパンチカードを使って。

<<トロピカル>>
「トロピカル」(監修:井上雅彦)
異形コレクションシリーズの11作目。テーマはタイトルそのまま「トロピカル」。

<<架空請求・spam>>
水城正太郎「ハーフダラーを探して」
詐欺ものライトノベル。
まあとりあえず作者のコラムを読めと。
ttp://www.kadokawa.co.jp/fujimi/mystery/column/09.html
----------------------------
以上で終わりです。長々と失礼いたしました。
それでは登場の各板がた、がんばってください。