第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-002
もうアイツの味は覚えていない。
家庭の味は14年前から娘の味になっている。
「おーっす! ほら、難しい話はやめやめ。飲もうよ」
ああ、そうだ。あのころは、わざとはすっぱなしゃべり方をするのが流行っていたんだ。
アイツは俺たち貧乏学生たちがたむろってたアパートへ遊びに来るとき、いつも近所の酒屋で買ってきた
紙袋を抱えてきた。
主義や主張をぶつけ、体制をなじり、オルグやら修正やらきな臭い話をしているところへ、
いつもアイツはうまいタイミングで割り込んできてくれた。
「おい、角瓶じゃないか! お前ブルジョアだな」
まぜっかせす冗談にさっきまでの勢いはどこへやら。
一緒に買ってきたいくつかのつまみを彼女が開けると、急に場はなごみ宴会となるのだ。
そして、ふと気づいてみるとアイツは窓際で外を見ながらさきいかを噛んでいるのが常だった。
そんな騒がしくも活気に満ちた時代もあっというまだった。
涙ながらに闘争の終わりを語り、いつもよりも大量に酒を消費していた夜のこと、
何度目かの反吐をして、廊下の隅の共同便所から帰ってくると、同士と呼び合っていた
バカ仲間達はすでに大いびきだったが、アイツだけは窓際に座って月を見ながら、
さきいかを抱えて噛んでいた。
その後、青臭い戦いから企業戦士へと着替えようとしていたとき、オレはアイツと結婚した。
as time goes by
もうアイツも逝き、今じゃ娘夫婦のやっかい物になったオレだ。
こうしてさきいかで酒を飲むのが許されているだけでも幸せだってもんだ。
「おとうさん、そんなモノ体に悪いからゆうちゃんにあげないでね!」
ガキにさきいかなんかやるわけないだろ、これはアイツの味なんだ。
孫が見ているテレビには豚の漫画と、そして、あのときと同じ加藤登紀子の歌が流れていた。
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http://houjicha.mxx.jp/up/img/img20050307171948.jpg 幼なじみのキミちゃんは少し頭の弱い子だった。
親同士のつながりもあったし、近所づきあいもあったのだろう、
子供の頃は特に不思議に思わずにいつも一緒に遊んでいた。
小学校3年生くらいの頃、他の悪ガキ共と遊ぶようになったオレは自然と彼女とは遊ばなくなり、
いつの頃からか口もきかないようになっていた。
男女で遊ぶのが恥ずかしい年でもあったし、また、彼女が他の人と若干違うことを
うすうす気付きはじめた頃でもある。
まったく、子供とは時に残酷なものだ。
そういえば、あの一家が引っ越したのはいつ頃だっただろう・・・
「孝史、キミちゃん結婚するんだって」
久しぶりに実家に帰ったオレに母が告げた名前は、古いアルバムを見るまで思い出せなかった。
届いた小包に同封されていた手紙は彼女の母からのもので、キミちゃんが中学を卒業したあと
房総の海産物加工場に就職したこと、そして、近くの漁師と結婚することになったことなどが、
文面からもわかるくらい嬉しそうにつづられていた。
只今出場中の珍味です。
珍味講座第4回目はホヤです。
割と内地の方には馴染み無いかもしれませんが、所謂海のバイナップルと呼ばれる珍味です。
殻は固く出すのもマンドクセなのでよく剥き身で売っていたりします。
鮮度が命なだけに即喰いしないと('A`)これになることもしばしば。
更に見た目は完全にアウトです。が、酢で和えて醤油をちょーっとたらすと…(・∀・)ンメーー!!に大変身!!
好き嫌いが真っ二つに別れる珍味です。
http://food6.2ch.net/test/read.cgi/toba/1109749655/ こちらは選対。珍味ジエーン劇場。第三幕、えっ!?珍味もラシあるらしいよ!?に突入。
宜しければドゾー!