第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-002

合同企画の予選参加板関連本紹介です。
予選06組は住人一同苦戦いたしました。
無理矢理なこじつけも笑って流していただけると幸いです。

<<半角かな>>
　　清水一行「宴かな」
　　　　ほら、なんか半角かなでup祭りが行われてるって感じの題名じゃん。
　　　　無理矢理にも程があるとか言うなヽ(｀Д´)ﾉ ｳﾜｧｧｧｧｧﾝ
　　　　いや、内容は普通に清水一行な企業小説ですよ？

<<環境・電力>>
　　東野圭吾「天空の蜂」
　　　　テロリストが奪取したヘリに爆薬を満載、稼働中の原発上空で政府に要求をつきつける。
　　　　厚いけど読み応えアリ。

<<自転車>>
　　斎藤純「銀輪の覇者」
　　　　昭和９年、本州縦断自転車レース。主催者、出場者から軍部まで、さまざまな
　　　　思惑が交錯する過酷なレース！04年度各種ミステリランキングで高評価を得た。

<<ブログ>>
　　宝島社「このライトノベルがすごい！」
　　　　今ライトノベル界ではブログ、はてななどを使ったWeb書評が花盛りです。
　　　　そのWeb書評の色が濃く出ているガイドブックがこれ。
　　　　実際に書評サイトを運営している人も本作りに関わっています。


<<femalenews+>>
　　ジェイムズ・ティプトリーJr. 「ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか？」
　　　　数百年の恒星間飛行から地球へ帰ってくると、男性は絶滅して女性だけの社会になっていた。
　　　　宇宙船クルーの男３人はそれぞれどう行動したか？
　　　　「男っぽい名前だけど実は女性だった」で有名なティプトリーの中編。「老いたる霊長類の星への賛歌」所収。

<<女向ゲー一般>>
　　南房秀久「ハード・デイズ・ナイツ」
　　　　ひょんなことから人気男性アイドルグループの付き人をすることになったヒロイン。
　　　　一癖も二癖もあるメンバーに囲まれてからかわれたり優しく見守られたり事件が巻き込まれたり。
　　　　自分は男なので実はツボを外してるかもしれないが。

<<ピンクニュース>>
　　後宮小説（著：酒見 賢一/新潮文庫）
　　　　中国の架空の王朝の正史という見立てで後宮を舞台にした作品。
　　　　作品自体はそういう方向ではないが、けっこう微妙な描写や単語がちらほらと

<<ホストクラブ>>
　　加藤実秋「インディゴの夜」
　　　　渋谷のホストクラブのオーナーとホストたちが、事件に遭遇して即席探偵団を結成。
　　　　今風の風俗と軽妙な文章で、気軽に楽しめる短編集。

<<ジャニーズ>>
横溝正史の金田一耕助シリーズ
…すんません。他に何かあったらいいんですが思いつかない…

<<旧・mac>>
　　藤原征矢「かたゆでマック」
　　　　あああごめんなさいごめんなさい

<<生活全般>>
　　イタロ・カルヴィーノ『ただ一点に』（「レ・コスミコミケ」ハヤカワepi文庫）
　　　　ビッグバン以前、宇宙の全物質がただひとつの点に集中していた頃のお話。
　　　　Qfwfqじいさんの想い出話によれば、とにかくみんなはすし詰め状態で暮らしてたそうだ。
　　　　正確に言うならすし詰めになる空間すらまだできてなかったらしい。
　　　　そこにはみんなのマドンナPh(i)Nko夫人やその彼氏、移民のZ'zu一家もいたし、
　　　　PベルrtPベルdみたいな嫌な奴もいた。もちろんQfwfqじいさんも。
　　　　とにかくせまくて文句も出たけれど、まあまあ具合よく生活してた。
　　　　ところが愛情あふれるPh(i)Nko夫人がこんなこと言ったからさあ大変。
　　　　「ねえみなさん、ほんのちょっとでも空間spazio/spaceがあれば、
　　　　　わたし、みなさんにおいしいスパゲッティをごちそうしてあげられるのに！」

<<刃物>>
　　マイクル・ムアコック「エルリック・サーガ」
　　　　帝国最後の皇帝エルリックの冒険を描くヒロイックファンタジーの古典。
　　　　彼の持つ剣「ストームブリンガー」は持ち主の血を吸う代わりに力を与える魔剣。

<<なんでも実況V>>
　　シオドア・スタージョン「ヴィーナス・プラスX」
　　　　スタージョン幻の名作（なので内容わかりません orz）。今年国書刊行会から邦訳が刊行予定。

<<東アジアnews+>>
　　打海文三「ハルビン･カフェ」
　　　　福井県の港湾都市が舞台。
　　　　中国人街が発達しマフィアによる凶悪犯罪が多発、警官の殉職率も最悪に。
　　　　下級警察官は地下組織「Ｐ」を結成し、マフィアに報復を宣言した。
　　　　大藪春彦賞受賞の傑作ノワール。

<<ニュース速報+>>
　　「ラプラスの魔」山本弘（角川スニーカー文庫）
　　　　＋･･･プラス･･･ラプラス　　ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ!　　ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ!

　　高瀬彼方「ディバイデッド・フロント」
　　　　隔離戦区と呼ばれる戦場に行っている主人公。
　　　　その家族がニュースを観ていると、まさに主人公のいる場所で大規模な戦闘があったという臨時ニュースが入る。
　　　　という出だしで物語が始まる。

<<運動音痴>>
　　あきさかあさひ「渚のロブスター少女」
　　　　カナヅチの少女、海老原みおは、マッドサイエンティストな兄の陰謀で
　　　　ロブスター型海難救助用スーツを着用して正義の味方「レスキュー・エンジェル」をすることに。
　　　　はたしてカナヅチのみおは海の平和を守ることが出来るのか？

<<パスタ・ピザ>>
　　ニール・スティーヴンスン「スノウ・クラッシュ」
　　　　国家のかわりに私企業が世界を支配している未来を描いたサイバーパンク。
　　　　主人公の一人がピザ配達人。30分で配達できなければ即死亡、という規則に引っかかってピンチに。

<<懐かし邦画>>
　　荒俣宏「帝都物語」
　　　　日本映画史に残る悪役・加藤保憲が印象的。
　　　　参考　【☆】こんな加藤憲保は嫌だ【☆】
　　　　http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1032701173/

<<株式>>
　　テッド・チャン「理解」（あなたの人生の物語収録）
　　　　とあるきっかけで超能力者になった主人公。
　　　　超能力を使い、株式相場の流れを読み、操作することで大儲けをする。
　　　　ところがある日、株式相場の流れにあるメッセージを読み取る。
　　　　自分以外の超能力者の存在に気づいた主人公は……

<<懐かしスポーツ>>
　　筒井康隆「かくれんぼをした夜」
　　　　夜の学校でのかくれんぼを、大人になった登場人物たちが懐かしく思い出す。
　　　　「とうとう、てっちゃんも、松ちゃんも、見つけられないところへ、かくれてしまったな」
　　　　という台詞が泣ける。「エロチック街道」所収。

　　山田悠介「リアル鬼ごっこ」
　　　　懐かしスポーツの代表といえばやはり鬼ごっこ。
　　　　その文章の凄さに2chでも評判になった迷作。

　　加門七海「呪の血脈」
　　　　多彩な民俗学知識と雰囲気描写の巧さに圧倒されるホラー。
　　　　懐かしい遊び、「缶蹴り」が物語の鍵として登場する。

<<2ch規制議論>>
　　神林長平「狐と踊れ」
　　　　FOX ★さん乙。

<<宝塚・四季>>
　　森博嗣「四季」シリーズ
　　　　・・・ごめんなさい

　　ガストン・ルルー「オペラ座の怪人」
　　　　宝塚、劇団四季の両方で演じられた人気タイトルの原作（宝塚では「ファントム」）。

<<ＦＬＡＳＨ>>
　　有川浩「空の中」
　　　　有川浩の友人が作ったと言う宣伝フラに惹かれてこの本を買ったのは内緒だ。

<<テレビ番組>>
　　アイザック・アシモフ「アシモフの雑学コレクション」
　　　　トリビアの泉つながりで。
　　　　世間一般にはアシモフはトリビアの泉の元ネタのオッサン、くらいの認識かもしれないが
　　　　ＳＦ界の巨匠にしてミステリー作家でもある生化学者ですよー。

<<珍味>>
　　田中啓文「新鮮なニグ・ジュギペ・グァのソテー。キウイソース掛け」
　　　　ホテルのレストランにうるさがたの料理記者が。シェフが苦し紛れに出したのは
　　　　Ｇを餌として厨房に生息する謎の生物。ところがこれが美味かった！
　　　　グロ描写大好き田中啓文の傑作。アンソロジー「グランドホテル」所収。

　　ろくごまるに「食前絶後」
　　　　幼なじみの徳湖に告白されて持ってきたお弁当を食べた主人公、しかしそれは
　　　　「さっぱりとしたアスファルト味の肉そぼろ」
　　　　「柔らかな地引き網風味のシーフードサラダ」
　　　　などの名称しがたい味の料理だった。
　　　　富士見のガラスの貴公子ろくごまるにのデビュー作

<<運輸・交通>>
　　バージニア・リー・バートン『はたらきものの　じょせつしゃ　けいてぃー』石井桃子訳　福音館書店
　　　　ジェオポリスの街を未曾有の大雪が襲った！
　　　　あらゆる経済活動は中断。寸断されるライフライン。そこへ火事の知らせが！
　　　　緊急車輌は一台たりとも動けない。しかし、ジェオポリスには「けいてぃー」がいた！
　　　　……すみません。そういう熱いノリじゃないです。いたって淡々と仕事をこなしやがります。
　　　　奴は病院、市役所、郵便局、駅などジェオポリスの各施設を手際よく除雪してゆく。
　　　　スチームローラーを池から引き上げる「けいてぃー」の勇姿に惚れなかった男子はいないだろう。
　　　　なお、「けいてぃー」にはまった経験のある男子は
　　　　高確率でゲーム「SimCity」シリーズにはまるという噂がある。

以上です。

予選06組の皆さん頑張ってください。