第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-002

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120吹奏楽板支援
吹奏楽迷曲選Vol.1「膨大な管楽器と打楽器のためのグランドセレナーデ」(P.D.Q.バッハ)
試聴サイト:
ttp://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B000003CYJ/qid=1110017811/sr=1-14/ref=sr_1_14/104-9692751-4084733?v=glance&s=classical
※トラック2〜5相当

 皆様こんばんは。これからしばらくの間、吹奏楽板の「名無し行進曲」が吹奏楽での
佳き曲の数々を紹介していきたいと思います。お付き合い頂ければ是幸いということで。
 最初に紹介しますは、P.D.Q.バッハ(1807-1742?)が作曲した「膨大な管楽器と打楽器の
ためのグランドセレナーデ」。この曲を作曲したP.D.Q.バッハは、「鼻から牛乳」がモチーフ
として使用した「トッカータとフーガ ニ短調」を作曲したJ.S.バッハの末子で、非常に
多く曲を残したものの、二十世紀末になるまでその存在は黙殺されてきました。それが
1954年、米南ノースダコタ大学のP.シックリー教授により発掘され、これを埋もれさせておく
には勿体ないと考えたシックリー氏により、これまで多くの録音が有名レーベル・テラーク社
などの手により発売されてきました。
 今回の曲は3曲発見された管楽器・打楽器に書かれた曲のひとつで、4部構成の大変
明るい夜想曲となっています。羊や鳥の鳴き声、執拗なドラムロールとひっくり返された
打楽器の響きが牧歌的な一曲目。マウスピースやうがいの音がワルツのリズムでのどかに
鳴り響く二曲目。恋人達の甘い語らいを、見ていてムカついた毒男がぶち壊していくかのような
三曲目。無茶苦茶な速さで進み、突撃ラッパや唐突な全合奏で幕を閉じる四曲目という、
彼の中では由緒正しいと言っても良い夜想曲です。(続く)