第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-001

このエントリーをはてなブックマークに追加
582クラシック板 作曲家紹介
サティ Erik Satie (1866 - 1925)
作曲家としては実に珍しく一生をボヘミアンで通したお方。サティは
幼時から音楽の才能を見せ、 パリ音楽院に入学するも、どうしてもアカデミズムに
馴染めず、 野に下って酒場のピアノ弾きなどをしながら作曲を行った。

サティはかなりの変人であった。自宅の押入れを祭壇にして、一人っきりの
宗教活動をしたり、突然芸術院会員に立候補したり、40歳を過ぎてから
勉強しなおすために学校に入ったりと、とかく突飛な行動に出た。
曲名でも、 「官僚的なソナチネ」「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」
「干からびた胎児」「梨の形をした3つの小品」など、これまたぶっ飛んだものがある。

しかしながら、音楽に複雑性を求める当時の風潮に反旗を翻して、
シンプルかつナイーヴな美しい作品(誰もが知ってるジムノペディ第1番!)
を数多く作曲し、 また、「家具の音楽」を提唱(要するにBGMのことですな)、
後世に大きなインパクトをを及ぼした。