最萌支援SS 〜決戦前夜〜
アニタ「いよいよ明日かあ、まー姉の試合。」
ねねね「そうだな、やっぱりあいつは凄いな。」
アニタ「そうだ、今日は黒キュアとナージャは居ないの?」
ミシェール「なぎさちゃんは明日の番組の収録があるって2時間くらい前、
ナージャちゃんは宮崎に行商に行くって今朝出てったわ。」
アニタ「そうか、プリキュアももう佳境だもんね。」
ねねね「明日で最萌も終わりか・・・・、なんか寂しくなるな」
ミシェール「半年間あったからね。間にメロンの最萌もあったし。
あれ?マギーちゃんは?」
アニタ「さっき夜風に当たりに行ってくるってベランダの方にいったけど。」
ねねね「やっぱり緊張してるみたいだな、無理もないか。相手は初代の準優勝だもんな」
アニタ「ただでさえプレッシャーに弱いからね、まー姉。大丈夫かなあ・・・・・。
ちょっと見てくる!」
マギー「・・・・・・・・・・・・・・・・」
アニタ「どう?少しは落ち着いた?」
マギー「ア、アニタ!」
アニタ「明日の試合の事考えて緊張してる気持ちは解るけど、こんなとこにずっと居たら
風邪引いちゃうよ。」
マギー「いや、緊張はしていない、考え事をしてただけだ。」
アニタ「考え事ぉ〜?いつもはテーブルの底に巣作ってやってるのに?」
マギー「・・・・・普段はそうだけど、今はこうして考えたい気分なんだ。」
アニタ「ふーん、そんな気分なんだ。」
マギー「・・・・・・・・・・・・・・・・うん」
アニタ「考え事って明日の試合のこと?」
マギー「うん。」
アニタ「相手が相手だから負けてもまー姉を誰も責めやしないって。」
マギー「いや、そういう事じゃないんだ。この半年、最萌トーナメントで出場して
思ったんだけど、思えば色々なことがあったなって。」
アニタ「確かにね、私たちは早い段階で負けちゃった中でまー姉は良くやったと思うよ。」
マギー「色々な世界に居る人達が、様々な思いを持って参加している。そしてそれを
支えてくれる人達もいる。このベランダの向こうにそんな世界がいくつも繋がってるんだな
と思うと、不思議と暖かい気持ちになってくるんだ。」
アニタ「まー姉、今回の大会で色々な人と知り合えたからね。」
マギー「・・・・・うん。みんなとってもいい人達だった。」
アニタ「そ、そうだね・・・・・(´-`).。oO(約2名除いて)」
マギー「ナージャもなぎさちゃんも蘭花さんも私が知らない場所で闘ってる。
私も、今自分にできることをやりたい。だから、明日の試合も全力で頑張る!」
アニタ「まー姉・・・・」
マギー「さ、アニタ。寒いからそろそろ中に入ろう。心配してくれて有り難う」
アニタ「うん。」
ねねね「どーだった、話はついた?」
アニタ「うん、まー姉少しだけ変わった。」
ねねね「そう。で、その本人は?」
アニタ「部屋に入ってすぐ物置で、また本読んでるよ。」
ねねね「そこは、」ちーっとも変わってないのな・・・・。」
ミシェール「でも、そのくらいの方がマギーちゃんらしくていいわよ。足りない所は
私やアニタちゃんでフォローすればいいことだから。」
ねねね「(´-`).。oO(あんたらがフォローされてるってのに・・・・。)」
アニタ「明日、まー姉、勝てるといいね。」
ミシェール「そうね、明日は私たちも応援に行きましょ。」
一堂「おーー!!」
一方、物置の中のマギー
マギー「・・・・・・みんな、ありがとうむひゃ・・・・(涙」
マギーは読んでた本を一旦閉じ、心の中で礼を言った。
そして、改めて明日の試合に臨む決意を固めた。
物置の中でマギーが読んでた本の表紙、そこには「あずまんが大王」と書かれていた。
マギー「春日さん、明日はいい試合をしよう・・・・」
(おわり)
あとがき:シリーズ最後ということで、今回はまー姉の決意編ということで書いてみました。
相手は強敵ですが、これが支援になってくれれば幸いに思います。
また、政見放送でのSSはこれが最後となりますが、この話にはまだ続きがあります。
それはまた、試合当日にて・・・・。