マギー最萌支援SS「一杯の中華そば」
アニタ「今日で今年も終わりだね、ミー姉。今年も一年早かったな」
ミシェール「そうね、マギーちゃん買い出しに行ったきり帰ってこないわね。」
アニタ「また、本屋かどこかで寄り道してるんじゃないの?」
マギー「ただいまー」
アニタ「あ、マー姉、お帰りー。」
マギー「今日は・・・・、友達が二人居るんだけど・・・・・いいかな?」
アニタ「友達?マー姉にしては珍しいね。で、どんな人?」
__,,.__,ノi
γ'::::....-、メ./)
メ::::ノハ:;メ/~ノ
J爻 ゚ _゚jゝ /
/./ヽ.ハノ '
_./ .ノ>,ゝ;;lゝ .. i───i /`´ ヽ
) ソ.(ノ~./ .i |ヽ. _培二二二|__ 〃/ノノ))ヾ
て ノ~/ ..i .| i|ーヽーi i´(((!´゙リ)) 从 ゚ ヮ゚ノ
⌒~ / .i | i.| ヽ J リ.゚ ヮ゚ノリ O)_/‐L(つ
く___人_|人ゝ ( つ旦O 〈_二〉
(,/ (_ヽ と_)_) し'ノ
アニタ「あ、あんたらはナージャと黒キュア!」
ナージャ「なにー、この家。本しかないじゃないのよ」
なぎさ「おじゃましまーす」
ミシェール「あらあら、マギーちゃんがお友達をお家に連れてくるなんて珍しいわね」
マギー「最萌の試合で、闘った後から、友達になった。」
アニタ「色々な意味で有名だからね、あんたらは」
ナージャ「なんですってー!」
ミシェール「昨日の敵は竹馬の友っていうものね。」
マギー「姉さん、それ違うと思う」
アニタ「で、ネタキャラ代表のあんたら二人が何の用?」
なぎさ「決勝リーグ進出おめでとう。あたしはただそれを言いに来たんだ」
ナージャ「投票所の方でおもちゃの宣伝できなかったのは残念だけど、
あたし達を負かせたからには是非頑張って貰いたいわ。」
マギー「ありがとう・・・私、頑張る。」
アニタ「ところで決勝戦一回戦の相手って誰だっけ?」
ミシェール「ふっふっふっ、聞いて驚かないでね、みんな」
D たまちゃん@瓶詰妖精
D マギー@R.O.D -THE TV-
D 蘭花・フランボワーズ@ギャラクシーエンジェル
なぎさ「ええーーっ?ありえなーーーい!!」
アニタ「何、他人様の家で大声だしてるんだよ!」
なぎさ「だって、蘭花さんって言ったら・・・・」
ナージャ「メロンの最萌ブロック準決勝で一度負けてる相手よね?」
ミシェール「大丈夫よ、マギーちゃんはあの時よりさらにパワーアップしてるから」
マギー「うん、でも姉さん達にはあの時は色々応援してもらったから」
なぎさ「今度は私たちも居るから大丈夫よ。」
マギー「ありがとう、私なぎさちゃん達に逢えてよかった。」
なぎさ「やだなあ、あたしはそこまで大それた人間じゃないって」
アニタ「マー姉、友達いなかったからね」
マギー「最萌トーナメントに出て、色々な人と出会えたから。本当は最初、
出るの恥ずかしかったけど、今は参加出来て本当に良かったって思ってる。」
ナージャ「そうね、あたしのおもちゃは相変わらず売れないけど」
一堂「・・・・・・・・・・・・・・・・」
アニタ「あ、もうこんな時間だ。ねえ、そろそろ年越し蕎麦食べた方がいいんじゃない?」
マギー「あ、そうだったな。それじゃ私が作るよ。」
ミシェール「それには及ばないわよ。アニタちゃん」
ピンポーン
アニタ「あ、はーい!」
シャウト「まいどー。夏海館でーす!出前をお届けに参りましたー!」
アニタ「え?ミー姉??これって???」
シャウト「えっと、あのおっとりしたしゃべり方で出前頼んだのあんたのとこの
お姉さんだっけ?三人で一杯頼もうなんて恥ずかしい事しようとしたのは?」
アニタ「ミー姉ぇ〜(--#?!」
ミシェール「だ、だって三人で一杯の年越しソバ頼むって小説が昔あったじゃない?」
マギー「栗良平さん・・・・むひゃ・・・・・」
アニタ「あーあ、小説の内容思い出して泣いちゃってるよ。」
シャウト「ああ、あなた、マギーさんだっけ。この前の私との決勝戦、負けちゃったけど
とってもよかったわよ。ありがとう。お礼に全員分の年越しソバサービスしとくわ。」
マギー「・・・・・いえ、それは悪いですから・・・・。」
(マギー、サイフに手を伸ばす)
ミシェール「マギーちゃん。こういうときの親切は黙って受け取るのが粋ってものよ」
マギー「・・・・・・・・・・・うん、わかった。」
シャウト「決勝、頑張ってね。私に勝ったんだから、つまらない負け方だけはしちゃ駄目よ。」
マギー「うん、ありがとう、頑張るよ。」
シャウト「それじゃ、次の出前があるから私はこれで、では良いお年を!」
アニタ「試合が終わればみんな仲良しか・・・・。あたしも次あったら頑張ろうかな・・・?」
なぎさ「そうだね、あたしとナージャも試合の時は色々あったけど今や友人同士だし」
ナージャ「でも、2年目があるのか・・・・いいわねえ・・・・(ボソ」
一堂「・・・・・・・・・・・・・・・・」
アニタ「ところでさ、なんで年越しソバなのにラーメンなのさ?」
ミシェール「ふっふっふっ、まだまだコドモね。アニタちゃん。ラーメンの事を中華そばとも
言うじゃないのよ。」
アニタ「なんか、体育会系くさー、その言い方。でもあたしら中国人だしこの方があってるのかも?」
マギー「そうでもないぞ、日本でもギフケンの高山市なんかでは年越しにラーメンを食べる
家庭が多いらしい。」
なぎさ・アニタ「へぇ〜へぇ〜へぇ〜」
ミシェール「ところで、なぎさちゃん、ナージャちゃん、シャウトちゃんと来たけど
くるるちゃんは来ないのかしらね?」
アニタ「来るわけないじゃん、蘭花さんに気を取られてるけどたまちゃんとも闘わなきゃ
ならないんだから。」
ナージャ「勝負の世界は非情なものよね」
アニタ「つか、あんたがいうな。」
(空から鳩が飛んでくる)
マギー「あ、ウーさん?何これ?手紙?」
ミシェール「「がんばれー」ってかいてあるわね。」
マギー「きっとくるるちゃんだ・・・・。」
アニタ「表だって応援は出来ないけど、気持ちだけでも伝えたかったんだね、きっと。」
ミシェール「これは、負けられなくなったわね。マギーちゃん。」
マギー「たまちゃんも蘭花さんも強敵だけど、私も、勝ってみせる!」
ミシェール「その意気よ、マギーちゃん。それじゃ、冷めないうちにラーメン食べちゃいましょ?」
マギー「うん、ではみんなで一緒に。おいしいごはんをありがとぉ〜〜♪」
アニタ「古っ!!」
三姉妹の年越しの夜はこうして更けていった・・・・。