「ケーソン」ってどうよ。その2

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55?I^?g2001/05/10(??) 20:48
かれこれ13年前になる訳ですよ、事故って。21のとき。俺はバイクで相手がタクシー。バイクがタクシーの横っ腹にドーンと。
いえ、普通に走ってましたよ。普通の会社員やってましたんで。しかし事故っつぅもんはあんなもんでしょうな。ほんと一瞬。
ま、それはいいんですけど(ほんとはよくないけど)、そんときの事故で首の骨折っちゃったんですよ、第六頚椎とやらを。
で、頚椎損傷患者になりました。つぅことで、略してケーソン。何気にカッコいいでしょ? ケーソン。って、カッコよくないか…。
ほんとは「頚髄損傷」ってのかな? そんなんどうでもいいですね。で。目が覚めたら、つぅか、意識が戻ったらベッドの上。
「ここはどこじゃ?」ですよ。事故のせいで記憶がなくなってるし。だって15メートル飛んだらしいですからね、俺。衝突の衝撃で、バイ
クから戦闘機のコックピットの射出よろしく道路にダイブな訳で。 ヘルメットのおかげで頭はなんとか無事だったけど、首の骨がポッキンと。
あと身体中、鎖骨やら肩甲骨やら、六ヶ所くらい折れてまして。 意識が戻って(三日ほど不明だった)数日経って、担当医じゃない医者がやってきて
俺を地獄に叩き落としてくれました。ズドーンとね。 「君は一生寝たきりだから」その瞬間、最初に思ったことは「死のう」でした。
今でも忘れませんよ、あのときの気持ちは。今じゃ笑って話せますが。 そして、その日はとうとう一睡もできずに朝を迎えました。
56?I^?g2001/05/10(??) 20:48:02/10/14 06:14 ID:iiSg0uNY
もうね、驚くほど涙が出るんですよ、大量に。ほんとダダ漏れで。 で、翌朝には決心しました。
「クヨクヨしても歩けるようにならない なら、クヨクヨするのは時間の無駄だな」と。今考えても我ながら切り替えが早かったなと。元が楽天的ですから。
看護婦さんもリハの先生も「受容が早い」って驚いてましたし。それから、いろいろあって「現在に至る」です。
でもほんと不便なんですよ、ケーソンは。指が不自由だから。不便だけど、まぁ楽しく生きてますよ。とりあえず不幸じゃない。
「この世の中に障害者は要らない」ってスレがずっと上の方にあるけど、「要らない言われても俺は生きてるしな」とか思ってます。
障害者はみんななりたくてなった訳じゃないし、ある日突然障害者っってパターンも大いにある訳でして。だから、そんな意地悪言わない
で。うふ。っつぅ感じですかね。で、「結局、何言いたいんだよ?」と訊かれると、「俺も一度スレッ ド立ててみたかったんだよぉ。
よし。『障害者』って一括りにしてあるから、差別化を図ってやれ〜との策略のもと、上記のタイトルでス レを立てた次第」と答えるしかありません。
ごめんなさい。いや、つまらない話をダラダラと長く書いてしまいました。