http://www.warp.or.jp/ent/screaning.htm全乳児に聴覚スクリーンニングを!
−小児の社会的、情動的、教育的発達に不可欠−
新生児の聴覚スクリーニングについて、Medical Tribune 2000年12月7日VOL.33、NO.49および2001年1月4日VOL.34, No.1 に
取り上げられている全文を掲載します。
(※米国の情報です。誤解の無いようにお読みください。)
『米ジョウジア州アトランタ』乳児聴覚に関する合同委員会(JCIH)は次の共同組織よりなる。
「米国耳鼻咽喉・頭頚部外科学会、米国小児科学会(AAP),米国言語聴覚協会(ASHA)、アレクサンダーグラハムベル難聴者協会、
米国聴覚学会」は、早期聴覚検査と介入プログラムのための基本原則およびガイドラインに関する声明2000年版を発表した。
現在、米国では31州で全新生児・乳児を対象とした聴覚スクリーニングの実施が既に立法化されており、さらに7州でも立法化が検討されている。
―早期診断と適切な介入が必要―
アルバートアインシュタイン医科大学(ニューヨーク州ブロンクス)小児科准教授を兼任する
同大学耳鼻咽喉科のJudith Gravel教授は「聴覚は意思伝達に重大な役割を果たすので、
小児の健康に関心を払う人は、小児を対象とした聴覚スクリーニングと早期の介入開始を
最優先事項の1つと考えるべきである。適切な介入は小児の認知、社会性、情動を改善するとともに、
言語、発語、読書力、学業成績を改善し、小児が成人後どのような職に就くことができるかに影響を与える」と
述べた。