脳障害とリハビリについて

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677名無しさん@1周年
>>668つづきです。
ドーマン法を取り入れているご家庭は、地域社会と関わり持たないわけには
いかなくなる(孤立化しない)というところは、評価されて良い点だと思います。
最初は友人やご近所、身内といっごく近い関係の方が関わる場合が多いと思いますが、
お母さんがひとりで出来るものではない。ここがいいところなんだと思っています。
子供の手足を一緒に握って、同じリズムで動かしてくれる人がいるだけで、お母さんは
一人ではないんだと感じられるのではないかと思います。
療法が合っていないお子さんは、この段階でやめていらっしゃる事が多いのではないかと
考えます。あまりにもお子さんが拒否反応を示したなら、お手伝いする法も辛くなってきて
続かないでしょう。ですから、これから先に進もうとなさる方のお子さんは良い成長の手応えが
あったということだと思います。


678名無しさん@1周年:02/06/25 16:27 ID:qo8k2Ul/
つづき
いよいよ本格導入することになると、この療法を効率よく行う為には必然的に多くの人手が
必要になってきます。当然、そのお宅は人の出入りが多くなります。私が伺っていたお宅は、
一人一人の負担は軽く、大勢の人と関わろうという方針でいらしたように思います。
ですから、なかなか技術が身に付かず、効率がよかったのかはわかりません。
療法の内容はさておいて、ボランティアとしてかかわった方達は、そのお子さんの成長を
皆、自分のことのように喜ぶようになります。今まで、全く赤の他人として過ごしていた近隣の人々が、
ご両親が『手伝ってください』と、声をあげたことで、そのお子さんとご家族を見守る人々になってゆきます。
生活の拠点である身近な共同体の人々が、お子さんを理解し、愛してくれ、ささやかな成長でも一緒に喜び、体調が優れなかったり
調子が悪いと心配してくれる。プログラム遂行だけでなく、こういった心の交流が、
次へのステップへと向かう後ろ盾になるお母さんもいるのではないかと思います。
もちろん、悩み苦しんだ末、お一人で全てを受け容れられる方もいっらしゃるかと
思います。そういう方のほうが多いのかもしれません。しかし、時間をかけて、
多くの人の暖かい眼差しに支えられ、やっと我が子を引き受けてゆく自信がもてる
ようになるお母さんがいらしてもいいと思うのです。
こういうタイプの方にとっては「おうちにいながら、多く人の見守りの中で、
成長を確認してゆける」ドーマン法のシステムは、なかなか良いと思うのです。

ドーマン法は全否定のような形でとらえていらっしゃる方も多いと思いますが
角度を変えて、障害を抱えたお子さんを育ててゆくお母さんが一番身近な地域社会から
見放されることのない機能を有していることも理解していただけたらと思います。
そういうドーマンの良いとこをいかしつつ、よりよい内容の療法が開発されると
いいなあと思うのです。
うまくまとめられなくてごめんなさい。ひとまず書き込みます。