【ー、_ー】レオメグと愉快な仲間たち27【´・ω・`】

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>>607
次の日。朝一で練習しようかなーと更衣室に行くと、昨日と同じ場所、同じ態勢で、
昨日よりもむっかりした顔のテンがじーっと携帯を睨んでいた。
「お、テン早いねー。おっはよー」
「…マホみてると」
視線だけこっちに寄越して、不機嫌ーをおもいっきり顔に出してる。
「あ?」
「ホマホマホってCM思い出す」
「朝っぱらから喧嘩売られてます。買うぞコノヤロ上から!」
「やーも、乗っかんないでよ!重いんだからっ」
「あいたたっ」
ぺちっと手が顔にあたる。大袈裟に痛がったら、うそごめん、と慌てて頭なでこされた。
「あ、へーきへーき。てっか、何だよう。何でそんなに不機嫌なのよ、おテンさんー」
「……」
むっとした顔で、携帯をこっちに向けてくる。
なんですのん、と覗き込んで、うわあああと思わず声が出た。
「こ、これはまた何とも…」
「むかつく。ほんとむかつく」
「素敵な笑顔だねぇ…☆」
「ぶち殺す!」
「いやっだから使い方違うよ!その場合の『ぶち』は『打ち』やろう!?すごく殺しちゃだめだめ!
それにテンだったらいいとこ『プチ殺す』?アラ可愛い」
「もーやだ!心配するどころかこんなかわいい自分の写真送ってきたー!」
死んでしまえー!!
口では結構ひどいことを言いながら、うきゅーと抱きついてくる。
(こまいなぁ)
よーしよーしと肩抱っこしつつ、放りっぱなしの携帯をちらっともっかい見る。
それでも待ちうけにしてるあたり、乙女ティーックと思ってしまった。